■下ごしらえ
木取りを含めた各部材の原型を作る作業 |
●木取り
簡単に書くと、大きな木材から作りたい部材を、模様などを考慮して、有効に作るために墨を入れ(線を引く)切り分ける作業。
源さんは、作りたい部材に合わせた木材を製材所から買ってきたり、ストックしている中から探し出して使うので、余り「木取り」と言えるような事はした事がない。
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●材料の捻れ曲がりを取る
これが一番大変な作業で、あまり大きな捻れや、曲がりがある材料は半分に切断したり、曲がりを利用するなど、別の使用法考えた方が良い。また、初級編と言うことで、道具もないので省略します。
●平面を出す
DIYショップで買ってきた木でも、多少の歪みはあるため、この作業は不可欠。
1 基準面を決めて、その面から正確な平面を出す。
2 まず、直定規を基準面に当てて大体の凹凸を見る。手の平で撫でてみるのも一つの方法。(何度か経験する内に、細かな凹凸も解るようになる)
3 出てる部分に鉛筆で印を付けて、鉋で削っていく。
4 削っては、定規で確認し、また削る。
5 基準面の平面が出たら、その左右の面平面を出す。ただし、平面であると同時に基準面と直角でないと駄目。
6 最後に、基準面と反対の面の平面を出す。 |
●寸法を揃える
1 最初に出した基準面1と次ぎに出した面を基準面2として、それを元に寸法線を引いていく。
2 基準面1に線を引き、切るまたは削る。
3 板材なら白罫引きで、角材なら罫引きで引く。(鉛筆は駄目!)
4 基準面2に線を引き、切るまたは削る。 |
「鋸を挽く」
基本的には、台の上に足で固定して挽く。寸法線のちょい外側を、あまり力を入れないで、真っ直ぐ引く。最初は片手で、途中から両手で、寸法線と鋸を目で常に確認しながら引いていく。(変な力を掛けたり、鋸と材とが直角でなかったりすると、歪んでくる。)
切断される直前に、材の端を手で押さえて落ちるのを防ぐ。
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「電動鋸で切る」
前にも書いたけれど、電動鋸のケガが多いから気を付けよう。
手持ち式の電動鋸を使う場合、必ずガイドゲージを使って切ること。ガイドゲージを使えない場合は、(ほとんどの場合使えない)あらかじめ、厚さ10mmの案内板を作っておいて、クランプで固定し、案内板に沿って鋸を挽く。
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テーブルソーを使う場合の注意は、切断直後の材のキックバックが起こるので、体をずらせて切る。また、指を守るために押し棒を使う。
どちらにせよ、気を抜かないで集中して使いましょう。 |
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