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源さんが、書けるレベル「初級」と言うことで進めていきます。10年間にいろんな失敗を繰り返し、私なりに考えてやっている事を書きます。源さん流アマチュア木工術とでも言ったもので、当然違った意見や間違った記述もあるかもしれません。質問やご指摘はメールにて、どしどしお願いします。また、固有の会社名、商品名を記載しますが、たまたま源さんが使っている工具、塗料などであり、宣伝費等は一切もらっていません。

  このページは、源さんの木工と同じで、永久に未完成です。後から思い出して付け加えたり、訂正したりと進化、発展、変化(へんげ)し続けます。(変化した箇所は、Newまたは訂正の記載をしておきます。)

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   第1章 準 備 編
   第2章 実 践 編
   第3章 道具の手入れ
   第4章 治具と安全具
   第5章 作品製作特別室


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   第4章 治具と安全具
■木工の安全と安全具
木工は危険が一杯ですかと聞かれたら、「他の趣味からみれば遙かに安全です。」と答えます。しかし、道具を正しく使い、管理して言える事です。
ここでは、私の体験と実際に実行していることを中心に書きます。
しかし、怖がる余り木工をやめたりしないで下さい。(特に女性の方)正しく使えば大丈夫です。軽率、軽薄な私でも一度も大きな怪我はしていません。
  
●ノミ、小刀、鉋身などの刃物

まず最初に、誰もが口にするですが、「切れない刃物が一番危ない」切れないから、余分な力が入る。切れないから気の弛みが起こる。(自分で研いで、刃先が鋭くなっている事を知っていれば気は抜かない。)
しかし、何と言っても「鋭利な刃物は良く切れます。」身を護るためには、室内でも「靴」「靴下」を履く事。(私の参考画像の中には素足でスリッパと言うのが載ってますが、悪い例です。)
服装は夏でも「ズボン」、上着は「長袖シャツ」に「厚手の前掛け」とここまで来れば完璧です。
手ですが、「綿の軍手」は塗装以外はかえって危険です。素手が原則としておきましょう。(別の項で説明します。)
 
●電動工具の注意点

「電動工具と感電」感電と言っても、電源コードを間違って切断しても、恐らく瞬間的に「ブレーカー」が働いて感電する事はないと思います。考えられるのが、電源コードの老朽化あるいは破損により工具本体に電気が流れ感電する。
時々は、電動工具の点検をしましょう。これでほとんど防げます。
「巻き込み」
先に書いた「綿の軍手」を使って電気ドリルを使用中に、刃先が手袋を巻き込んで指を骨折した例を知っています。どうしても手袋をと言う方は(特に女性に多いようですが)「治具と便利小物、道具」で紹介する「薄手の皮手袋」を使ってみてはと思います。

「電動ノコ、電動鉋盤などによる怪我」
これが以外と多く、かなりの怪我になる事が多い。テーブルソー、鉋盤などは、安全装置が付いていたり、治具でも紹介する「押し棒」を使うなどの方法である程度防げますが、一番は「適度の緊張感と集中力」を持つ事。そして、その工具を十分に理解して使うことが大事です。

「ほこりから目、肺を護る」
特に電動鉋、電動ノコ、ルーター、サンダーを使われる方は、安くても「防塵マスク」と「ゴール」は着用したいものです。

また、体験した事はありませんが、ルーターのビットが古かったため、使用中に分解(正確には爆裂)した例もあるそうで、ゴーグルの着用とビットの点検を忘れずしましょう。また、厚手の前掛けを着けるのも良いでしょう。
写真の防塵マスクは、少し値が張りますが、労働省認定品です。
 
「電動ノコとキックバック」キックバックは2種類あります。

手持ちの電動ノコ本体のキックバック」これはガイドゲージを使わないで、厚手の板などを挽いていて起こります。実践編でも紹介したように、ガイドの板を固定して使うか、付属のガイドを使いましょう。
また、手ノコでも起きますが、挽いていく内に、材が内側に反ってきて、刃の動きを止めてしまう事があります。どちらにせよ、両手でしっかりノコを保持して使えば防げることでしょう。

「テーブルソーでの端材のキックバック」テーブルソーですから、当然ガイドに沿って切っていきますが、切り離される部分が切断直後に、刃の回転により後方へ飛ぶことがあります。(私も体験済みで、ベニヤの壁に穴が空きました。)これも、治具で紹介する「押し棒」を使う事で防げます。
 
●木工と火災
「オイルフィニッシュと自然発火」

オイルフィニッシュが盛んな近頃ですが、ある種の仕上げオイルの中には、布などに付着した状態で、ある条件が揃うと自然発火する物もあるようです。使用の際は、説明書の注意を良く読むことと、作業場の整理整頓、布や鉋屑の確実な処分をしましょう。

「作業場は火気厳禁」
作業場は燃えやすい物で一杯です。「鉋屑」「塗料」「溶剤」...くわえ煙草なんか以ての外。

「電動工具と火災」
先に紹介しましたが、電動工具の内部に詰まった木の粉で火災になる事もあります。月に一度くらいは掃除機で除去しましょう。
 
★正しく使い方を理解し、十分な注意力を発揮し、しっかりと道具を管理して使えば「道具」は人の大きな味方になってくれます。この事を忘れなければ、このページは必要無くなるでしょう。

■治具と便利小物、道具
●治具
「押し棒」
何回も出てくる「押し棒」ですが、便利で簡単に作れます。これ一つで「テーブルソー」から「鉋盤」まで使える。安全のための治具ですが使い方をよく考えて使う事

「ドリルガイド」
イスの脚やスピンドルの穴を空ける時のガイド

「木口台」
材の木口を正確に削れる。

「丸棒削り台」
角材から「八角棒」や「丸棒」を削りだして行くときに使う。

「削り台」と「薄板用止め板」
削り台と薄い板を削るときの「針付き板止め」で、約10mmの板まで動かずに削れる。

「ホゾ加工用治具」 
1 治具の製作
  図のような
(▼図を見る)加工用の治具を作りホゾの加工を簡単にできます。サイズについては、テーブルの大きさにより変わってくるでしょう。部材の大きさに合わせて、2種類くらい作っておけば良いと思います。
  ただし、正確さについては多少の問題があり、最後の細かい加工はノミで仕上げます。
  
2 断面からみた、治具、電動鋸、部材の関係
  図のように(▼図を見る)部材を治具にクランプで固定します。次にテーブルのガイドを、鋸の刃と切断面が合うように調整します。ガイドが正確でない場合は、少し厚めの木でガイドを作り、テーブルにクランプで固定する方法もあります。
  
3 ホゾを切断する。
  図のように(▼図をみる)ガイドに沿って、治具と部材をしっかり持って押し切る。切断面の深さは、鋸の刃の出し入れで調整する。慣れてくると、これでホゾの加工はできますが、私はあくまでも大まかな加工と言う位置づけで、最後はノミや小鉋で仕上げます。


4 応用
  以上が基本的な治具の使い方です。これを繰り返せば四方のホゾ加工が出来ます。ホゾの留める部分の加工は、別の治具(写真右)を使うか鋸で挽きます。これも、仕上げはノミで行います。



「自作テーブルソー兼ルーターテーブル」

  写真のような、自作のテーブルソーを使っています。ガイド用の溝を50mm間隔で掘ってあり、数種類の幅の違うガイドを用意し、組み合わせで鋸刃とガイドの細かく調整します。
●便利小物、道具
ドリルスタンド」
機能としては、「垂直に穴開けができる」と、もう一つ、材木を挟んだ状態で時計方向にひねると「正確に木材のセンターに穴開けができる」また、「中央のV字の溝に丸棒を置くと、丸棒にも正確に穴開けができます。」

「コーナー・クランプ」
見たとおりのコーナー・クランプですが、使ってみると以外と便利で、思ったより正確に組める。

 
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