前夜祭をやる理由は3つ!
1つは宗祖弘法大師に対する畏敬の念と感謝の心。
いうまでもなく弘法大師空海がいたからこのまちは今でも多くの観光客や参拝者が来られるわけです。
そして、それがあるからこそ我々商売人は商いを続けてこられたわけですから、弘法大師空海に対して
畏敬の念と感謝の心を抱くことは当然です。
その感謝の心を形として表しているのが、青葉まつりであり、前夜祭であるといえます。
2つめは「つながり」です。
商工会青年部は20歳から40歳まで。
普段何気なく生活していると、20も年上の人と話す機会もなければ共に何かを生み出す機会もありません。
ここにねぶたがあるから、互いに協力し合って作り出すことができる。
ねぶたは縦横に針金を編んで創り上げます。
縦の糸は高野山の歴史、横の糸は我々のつながりです。
そしてこのつながりは地域の活性化を可能にし、これからの高野山の未来に
「つながる」のです。
3つめは誇りです。
これは我々の誇りということはもちろんですが、それ以上に子どもたちに感じてもらいたいということです。
大きくなって都会に行ったり高野山外に出たとき、
「高野山にはねぶたがあるよ」
「お大師さんがいて、そのことに感謝している人たちが協力し合ってねぶたを作ってるよ」
そんな目には見えないけど、そこには確かにある「想い」を
アイデンティティと誇りにしていただきたいと思います。
少しずつ…。一歩ずつ…。
ねぶたは1本1本の針金を、縦と横に織りこんで完成図をイメージしながら曲げていった先に出来上がるものです。
その紡ぎは、人と人とのつながりが、一つの会話や行動を共にする時間によって紡いで来られるのと同じ気持ちになります。
そして、高野山の奉灯(ねぶた)は、弘法大師空海に対する畏敬の念と、この地に住まわせていただいている感謝の心、そしてそれらを現代まで引き継いできた人々の横のつながり(縦軸と横軸)をまさに表している、そんな気がします。
皆さんに支えられて…
高野町商工会青年部の主催する前夜祭は、当日はもちろんのこと、ねぶた製作や当日に至るまでに多くの皆様に多大なる御心を頂戴しています。
写真は頂戴した差し入れや志を書き並べたものです。
確かに寝る間も惜しんで、毎晩毎晩の作業はしんどい。
でも、こうやって応援してくれている人たちがいるから僕たちは頑張られる。
いつまでもそのことを忘れずに、町の皆さんと共に前夜祭に向けて取り組んでいきたいと思います。
2014年度のプログラム
①ねぶた巡行
高野ねぶた(奉燈行列)山内巡行。
本年も例年通り奉燈行列を行います!ただ、巡航時間に変更があり、詳細については下記をご参照いただくか巡航図をダウンロードしてください。
18:00 高野町青少年センター(ねぶた小屋)出発
19:00 五の室周辺
19:30 金剛峯寺前
20:00 大門付近
20:30 本山前(2回目)法要あり
21:00 小田原通り
21:30 一の橋付近
22:00 中の橋駐車場.
本山前での休憩の折に部長、実行委員長よりご挨拶を申し上げます。
※巡航図は右からダウンロードできます。
②今年もやります!「THE TAIKO」
伊都橋本太鼓連絡協議会による太鼓演奏です。
金剛峯寺前(本山前)駐車場特設ステージにおいて約1時間、太鼓演奏を行います。
ねぶたが通り過ぎた後にも前夜祭をお楽しみいただけると思います。
19:45 DONKAKA
20:00 真田太鼓
20:20 紀州ムラスペ
20:30 四郷の太鼓
20:40 高松一家
※太鼓チームの紹介は右からダウンロードできます。
※雨天の場合、中止になります。
③祈りの唄
三辰(日・月・星)の会による奉納歌。
昨年に引き続き、一の橋と伽藍で奉納歌を行います。
出演は関西二期会所属オペラ歌手の尾上利香氏です。
18:00 一の橋
19:00 山王院東側大鳥居
19:20 金堂北面
19:40 大塔西面
伽藍や一の橋など、パワースポットと呼ばれている場所は音の響きが素晴らしく、聖域に木魂する歌声をお楽しみください。
※唄う曲目や場所の詳細は右からダウンロードできます。
雨天時
18:00 宝善院
19:00 櫻池院
雨天の場合は上記寺院様の中で行います。