今後の前夜祭スタイルについて
2014-06-03
新しい可能性にチャレンジ
1987年より続いてきた高野ねぶた製作と青葉祭り前夜祭。
開始当時は多くの部員数を要し製作作業も順調に進んでまいりましたが、昨今、部員数が減少し製作作業 そのものも困窮を極めてまいりました。
このような状態が数年続く中、いつしか自分たちの中で「ねぶたを作ること」が目的になってしまい、本来、「青葉祭り前夜祭とは何なのか?」ということを考えないようになってしまいました。また、せっかく40日間も費やしてねぶたを作っても、参拝客・観光客が減少し、ましてや山内の皆様も街頭に出てくれる人が減ってきました。
もうやめるか?
何度もこの議論はでました。
その度に「何とかできるうちは続けていこうよ」と互いを励ましあい続けてきたわけですが、このまま続けても減少の一途をたどるだけ。
で、あればこの辺で新しいスタイルを確立し、元々の前夜祭とは?に立ち返り発送の転換を図ろうということです。
幸いにも2年前から山内在住のオペラ歌手である尾上利香氏から要請をいただき、ねぶた巡航と併用して奉納歌を独唱いただいておりますので、この機会にスタイルの一新を図り、山内全体をプロデュースできる前夜祭コーディネーターとしての位置づけを商工会青年部が担っていこうとうことになりました。
やり方についてはまだまだ模索段階で確定ではありませんが、現在のところ、
1、山内を大きな舞台と考え、要所で奉納歌、太鼓、踊り、アマチュアバンドなどを行うステージ(場所)を用意すること。
2、ねぶたが巡航することによりそれぞれの要所を紡いでいき、一つの大きな「うねり」を表現させる。
3、ラストステージを設けるか、あるいは一番人が集まっている場所をメインにし前夜祭の「核」を作る。
これらはすべて前夜祭を発展させていくための一つの手法であり、確定でもないし別の方法があれば教えていただきたいと思います。
とにかく、今まで以上の前夜祭にし多くの参拝客や山内の皆様に満足していただける祭りを作っていきますので、よろしくお願いいたします。
変わらないために変わる!
2014-06-03
俺たちが変わらなくて誰が変えるねん!
別枠に新しい可能性にチャレンジと書きましたがチャレンジに必要なこと、それは固定概念を切り離すこと!
つまり、「今までがそうだったから」「前にやったことがないから」などの過去を基準に考えることなく、「これから」を基準に考えていき、過去をうまく利用することにより新しいステップに踏み出すことが肝要です。
現状維持というやつは悪く言えば進歩がなく、ただの停滞です。同じことを別の人間がやっているだけのことであり、別の人間が関わっているにもかかわらず同じことをやる。これって、今関わっている人間が今関わっていることの存在意義を見出せるのでしょうか?今まさに関わっている人間が、過去を必ずしも選択しなければならないわけではなく、無数の選択肢の中から過去と同じことをやっているだけにすぎません。このままで今まで以上の「成果(集客)」があげられるならそれでもいいかもしれませんが、現状はそうではありません。ここにねぶたという素晴らしい素材があるのに、それを活かしきれていないのではないでしょうか?
ねぶたが或いは前夜祭が持っている素晴らしい「価値」を変えないために、我々自身を「変えて」いき新しいことに果敢に挑戦していき、その結果が前夜祭の盛会と新しい価値の創造につながるのであれば、こんなにうれしいことはないですし、それが今の前夜祭に関わっているものすべての使命なのかもしれません。
(これはあくまでHP作成者の私感です)