1.10164〜1.10166 日々の憂鬱〜2002年3月第1週〜


1.10264(2002/03/01) ネタがない時は他人のサイトにコメントをつけてみよう

 というわけで、早速「政宗九の視点」の今日付の記事の
休みでしたが、健康診断に行きました。35歳以上は血液検査と心電図検診があるというのを聞いていたので、まだ34だからギリでセーフと思っていたのに、「数え年」で計算されてしまったので35歳。
という文章に解説を加える。
 まず最初に、現在の日本では日常生活でも数え年で年齢を計算することは稀になっているが、法令に根拠をおく健康診断の場で数え年を採用することはあり得ない。
 数え年を廃し、満年齢を採用したのは意外と古く、明治三十五年法律第五十号(年齢計算ニ関スル法律) で、
 ○1 年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス
 ○2 民法第百四十三条 ノ規定ハ年齢ノ計算ニ之ヲ準用ス
 ○3 明治六年第三十六号布告ハ之ヲ廃止ス
と規定されている。ちなみに(リンク先を参照すればわかるが)これがこの法律の全文だ。
 しかし、民間では数え年の風習がその後もずっと残っていた。そこで、第二次大戦敗戦後に年齢のとなえ方に関する法律 (昭和24年法律第96号)が制定されている。
 ○1  この法律施行の日以後、国民は、年齢を数え年によつて言い表わす従来のならわしを改めて、年齢計算に関する法律(明治三十五年法律第五十号)の規定により算定した年数(一年に達しないときは、月数)によつてこれを言い表わすのを常とするように心がけなければならない。
 さすがに、国家権力で数え年を強制的に禁止することは無理だったようで、法律の条文というより何かの宣言文のような文体になっている。
 ところで(これは雑学知識としてわりと知られているので今さら紹介するのも気がひけるのだが)法律上の年齢は誕生日の前日(2月29日生まれの場合は2月28日)に加算される。その根拠は「明治三十五年法律第五十号」でも言及されている民法第143条である。
第百四十三条  期間ヲ定ムルニ週、月又ハ年ヲ以テシタルトキハ暦ニ従ヒテ之ヲ算ス
 ○2 週、月又ハ年ノ始ヨリ期間ヲ起算セサルトキハ其期間ハ最後ノ週、月又ハ年ニ於テ其起算日ニ応当スル日ノ前日ヲ以テ満了ス但月又ハ年ヲ以テ期間ヲ定メタル場合ニ於テ最後ノ月ニ応当日ナキトキハ其月ノ末日ヲ以テ満期日トス
 年齢の起算日は誕生日であるから、翌年の誕生日(起算日ニ応当スル日)の前日に満了し、1歳加算されるということらしい。4月1日生まれの人が早生まれになるのは、この理屈によっている。
 さて、健康診断に話を戻す。先日も書いたが、健康診断の具体的な事柄は労働安全衛生規則 (昭和47年労働省令第32号)で決められている。その第44条で定期健康診断の項目や基準について規定しているのだが、これがなかなかややこしい。まずはその条文を引用しよう。
(定期健康診断)
第四十四条  事業者は、常時使用する労働者(第四十五条第一項に規定する労働者を除く。)に対し、一年以内ごとに一回、定期に、次の項目について医師による健康診断を行わなければならない。
 一  既往歴及び業務歴の調査
 二  自覚症状及び他覚症状の有無の検査
 三  身長、体重、視力及び聴力の検査
 四  胸部エックス線検査及び喀痰検査
 五  血圧の測定
 六  貧血検査
 七  肝機能検査
 八  血中脂質検査
 九  血糖検査
 十  尿検査
 十一  心電図検査
 2  前項の健康診断であつて次の各号に掲げるものの項目は、同項各号(第四号を除く。)に掲げる項目とする。
 一  満十六歳に達する日の属する年度四月一日から翌年三月三十一日までをいう。以下この項、第四十四条の二及び第四十六条において同じ。)に前条又は前項の規定により行われた健康診断の際要観察者(胸部エックス線検査によつて結核によるものと考えられる治癒所見の発見された者及び担当の医師が結核の発病のおそれがあると認めた者をいう。次号において同じ。)とされなかつた者に対してその者が満十七歳に達する日の属する年度及び満十八歳に達する日の属する年度に当該健康診断を行つた事業者が行う健康診断
 二  満十七歳に達する日の属する年度に前条の規定により行われた健康診断の際要観察者とされなかつた者に対してその者が満十八歳に達する日の属する年度に当該健康診断を行つた事業者が行う健康診断
 3  第一項第三号、第四号及び第六号から第十一号までに掲げる項目については、厚生労働大臣が定める基準に基づき、医師が必要でないと認めるときは、省略することができる
 4  第一項の健康診断は、前条、第四十五条の二又は法第六十六条第二項 前段の健康診断を受けた者(前条ただし書に規定する書面を提出した者を含む。)については、当該健康診断の実施の日から一年間に限り、その者が受けた当該健康診断の項目に相当する項目を省略して行うことができる。
 5  第一項第三号に掲げる項目(聴力の検査に限る。)は、四十五歳未満の者(三十五歳及び四十歳の者を除く。)については、同項の規定にかかわらず、医師が適当と認める聴力(千ヘルツ又は四千ヘルツの音に係る聴力を除く。)の検査をもつて代えることができる。
 第3項の「厚生労働大臣が定める基準」は平成十年労働省告示第八十八号(労働安全衛生規則第四十四条第三項の規定に基づく厚生労働大臣が定める基準)である。この中で、「貧血検査、肝機能検査、血中脂質検査、血糖検査及び心電図検査」は「四十歳未満の者(三十五歳の者を除く。)」については省略できることになっている(原文では表になっているが。面倒なので省略。興味のある人はリンク先を参照してほしい)。
 結局、どういうことかといえば
  1. 血液検査は40歳以上の人と35歳の人は必須受診項目である。
  2. ここでいう「35歳」は満年齢である。
  3. ただし、年齢計算は健診実施日ではなく、3月31日が基準日となる。
ということだ。3はちょっとわかりにくいかもしれないが、上の条文(第44条第2項第1号)をよく読めばわかるはず。もっとも平成10年労働省告示88号には年齢計算の方法を記した文言がなく、第44条第2項第1号を準用するという規定もないので、他の解釈も不可能ではないと思う(別のところで包括的に規定しているかもしれないが、そこまで調べきれなかった)。
 私は政宗氏の誕生日を知らないが、もし3月2日〜4月1日の間(誕生日の前日に1歳加算されるというルールに従えば3月2日生まれの人は3月1日には既に健診基準年齢に達していることになるので「3月3日〜4月1日」と書くべきだったということに後になって気づいた。だが、日常的な感覚ではこのままでいいのであえて訂正しない)だとすれば、現在の年齢と健診の基準となる年齢が1歳違っていることになる。そうでないとすれば、たぶん健診実施担当者が何か勘違いしているのだろう。

 一般の人にとっては全くどうでもいい話を長々と書いてしまった。実は今日はいくつかのサイトを取り上げてごく短いコメントをつける予定だったのだが、ちょっと暴走してしまったようだ。これだけ書くだけで三時間かかってしまったので、今日のところはこれでおしまいにする。
 『指輪物語』は……6巻106ページまでしか読んでいない。今日はあまり進まなかった。明日と明後日できれいに片をつけてしまいたいのだが……。

(追記)
 この文章を書いたあとで再び「政宗九の視点」を見に行ったら、政宗氏はサイト上で生年月日を公開していた。誕生日は6月21日だそうなので、今日の実年齢と基準日の年齢は同じはずだ。ただし、上では「健診実施担当者が何か勘違いしている」といい加減な事を書いているが、必ずしもそうとも限らない。平成10年労働省告示88号は血液検査等を「省略できる」基準を示したものに過ぎないので、この条件を満たしていれば独自基準を立てても差し支えないからだ。

1.10265(2002/03/02) これは将棋の話ではない

 こんな元将棋好きがいるとする。子供の頃から将棋が大好きで、将来は棋士か観戦記者になれたらいいなと思いつつも別にそのために努力をするわけでもなく、長じて将棋サークルに入ってみれば自分と同程度の将棋好きは山のようにいることに気付き、「『酔象』は成ると『太子』になるんです」とか「『獅子』は居喰いができるから捨て歩をしても役に立たないよ」などと一般の将棋ファンが知らない知識(「酔象」「太子」「獅子」は中将棋などで用いられる駒)をひけらかして自己主張をしようとするが、次第にそんな事をするのが馬鹿らしくなってきた。将棋サークルで知り合った人々の中にはプロ棋士になる者もいれば、アマチュア棋界の頂点を目指すものもいたが、だんだんそのような人々と話が合わなくなってくる。さらに、ろくに定跡も知らないくせにいっぱしの棋士気取りの奴とか、将棋のルールも知らずにただ棋士を追っかける奴とかがうようよと現れてくるにつれ、もうここは自分のいるべき場所ではないと思うようになった。将棋を指すことをやめ、将棋とは全然関係のない仕事に就いて何年にもなる。けれど幼い頃からの将棋に対する愛着は振り捨てることができず、他方ではその愛着を砂男に表現することもできず、「愛憎相半ばする」という表現がちょうど当てはまる状態になっている。ある時、将棋への関心がふと甦り、最近の状況を眺めてみると、数年前と案外変わっていなくて、屈託のない将棋ファンたちが「将棋中毒者」などと自称して恥も外聞もない言動を繰り返している。対局を見ると、二歩とか打歩詰とかを平然を行っていて、いつの間にか将棋のルールが変わってしまったような錯覚さえ覚える。たまに「その角、筋違いに成っているよ」と教えたくなる誘惑に駆られるが、対局者どうしが気づいていないことに外野から口出しするのもどうかと思い、口をつぐむ。プロ棋士の日記を読むと「最近は人の将棋を見るのが怖くてちっとも読めない。将棋盤に向かうと頭痛がしたりする」と書かれていて、一面識もない人だけど同情を禁じ得ない。将棋ライターの日記を読むと「売店のパンも買えない生活」を嘆いていて、思わず涙する。棋界にもまだこのような人々がいるということを知って、本人たちには申し訳ないもののほっとする。そんな元将棋好きがいたら、さぞ嫌な奴だろう。

(2002/03/04追記)
 ここで元ネタへリンクしておいたのだが、方針に従い削除した。別に元ネタを知っていようが知っていまいが、あまり関係がない。


 昨日に引き続き、他人のサイトの記事について。今回は「UNDERGROUND」の2/28付の文章から『クビキリサイクル』(西尾維新/講談社ノベルス)の感想文を取り上げる。
 私は、自分が読んで面白いと思った本(または後々まで記憶に残るほどつまらないと思った本)について他人がどのような感想を抱いているのかについて非常に強い関心を抱いている。時には未読の人に本を薦めて感想文を書いてもらったりするほどだ。『クビキリサイクル』については、それほど思い入れはないので、そこまではしなかったけれど。それでも、この本の感想文は目につく限りは読むことにしている。
 そこで、「UNDERGROUND」の感想文も読んでみたのだが……これは驚いた。私の感想と全く異なっていて、ほとんど正反対とも思えるものだったからだ。いや、私には樋口氏が言わんとしていることがちゃんと理解できているという自信がない。たとえば、樋口氏は「コンプレックス」という言葉を「劣等感」の意味で使っているのだろうか、それとも心理学用語としての原義で使っているのだろうか? いやいや、このように問うこと自体が的はずれなのかもしれない。とりあえず、気にかかった部分についてコメントする。
ミステリ的には意外に堅実・オーソドックス。一定のレベルはクリアしているが、欲を言えばもっとハチャメチャなことか複雑なことをしてほしかったところ。
 『クビキリサイクル』がミステリとして堅実であるという評価には私も同意する。だが樋口氏はこれではまだ足りないと感じているようだ。「ハチヤメチャなこと」というのはキャラクター小説としての弾けるようなドタバタという意味にもとれるが、この文脈からすれば、ミステリ的な破天荒さ、島田荘司的「奇想」のほうだと思う。同様に「複雑なこと」というのも、二転三転する推理とか、より技巧的なトリックなど、ミステリとしての仕掛けに関する事柄だろう。私は『クビキリサイクル』のミステリ要素についてはこのくらいで十分であり、むしろキャラクター小説としてより充実したものにしてほしかったと思っているくらいだが。たぶん樋口氏はガチガチのバズラー愛好家なのだろう。そのことは、少しあとの
「ミステリ的な部分でもうすこし複雑なものを・・」という注文付きで、僕は肯定派。
というコメントからも窺える。
 私は、ことミステリにかけては「薄い」読者である。といっても、ほかの分野の本について「濃い」読者だと主張する気はないが、別に筋金入りのミステリマニアでもなければ、ミステリ至上主義者でもないし、常にミステリを読んでいないと落ち着かないということもない(その証拠に今読んでいる本は『指輪物語』だし、先週読んでいたのは『多情剣客無情剣』だ)ということは強調しておく。その点で樋口氏とはかなりミステリに対する構えが違っている。だから、別に樋口氏の意見が間違っていると言いたいわけではない。言わずもがなのことだが、いちおう念のために確認しておいて、先を続ける。
読みながら感じていたのは、「ああ、俺でももう付いていけなくなってきてるよなあ・・」という若い世代の感性の柔らかさに対する憧れの気持ち。清涼院流水が帯で「新しい時代はとっくに始まっている、と、今更ながら確信」と書いているが、竹本健治『匣の中の失楽』を「日本四大ミステリ」と呼んだりしていた清涼院流水にはまだあった先行作品へのコンプレックスが、この作家には微塵もない。
 年をとったと実感するのは私だけではない、とちょっと安心する。ただし、別に私は今の若者に憧れはしない(若さそのものには憧れはあるが)。幸い『クビキリサイクル』は私のような老人でもそれほど苦労せずについて行けたのでほっとしている。もしかしたら、根拠のない思い込みかもしれないが。
 ところで、清涼院流水についてのコメントにはやや首を傾げる。先に書いたように「コンプレックス」の解釈によって二通りに読めるのだが、どちらにしてもあまり清涼院氏は先行作品に対してコンプレックスがほとんどない作家のように思えるからだ。むしろ、清涼院氏が昔所属していた京大推理小説研究会の先輩たち(とりわけ麻耶雄嵩)へのコンプレックス(「日本四大ミステリ」などという格付けは一時期の(近畿地方の)大学ミス研ではわりと常識的だった)ではないだろうか? このあたりの事は松本楽志氏に訊いてみたい気もする。
 それはともかく、推薦文が清涼院流水だからどうしても比較してみたくなるのはわかるが、内容からすればむしろ比較すべきは森博嗣ではないだろうか。最近の森氏の小説は読んでいないので何とも言えないが、初期作品と比べてみると、『クビキリサイクル』のほうがミステリとしてはよりしっかりと構築されているが、キャラクター小説としてはかなり劣るように思う。そんなわけで、
『クビキリサイクル』に出てくるキャラクターは魅力的だと思うので(東浩紀的にいうと、「『萌え要素』を押さえている」)、次の同人誌即売会では数多くの「クビキリサイクル本」が出まわるんじゃないかな、と思う。
という意見には、さらに首を傾げたくなる。「萌え要素」の典型的なパーツは確かにいくつか取り入れられている。だが、最大の「萌え要素」である「メイド」が十分に機能していない。てる子のキャラは面白いが出番が少なすぎる。あかりとひかりの二人は読み終わってみると、どちらがどちらだったかも定かではない。何より、「メイド」から予想(期待?)されるさまざまな萌え属性が全く装備されておらず、かといってステロタイプなメイド像へのアンチテーゼにもなっていないというのが問題だ。
 その他の「萌え要素」もあまりぱっとしない。たとえばヒロインの「青髪」も「だからどうなの?」という程度の効果しかない。三つ子メイドの一人、てる子のもう一つの属性「眼鏡っ娘」も同様。ただし、これは作者の責任というよりは、小説の限界というべきだろう。直接視覚に訴えるメディアでないとこれらの属性は「萌え」を十分に「萌え」を生み出すことができない。「幼なじみ」や「妹」とはそこが違うところだ。カバーや章ごとのイラストだけでは補完しきれなかったのが残念だ。
 もちろん、「萌え」というのはすぐれて感性に依存する事柄であるから、この点についても樋口氏の考えが間違っているとか、私のほうが正しいとか主張するわけではない。キャラクターが魅力的だと樋口氏が感じたなら、それはそれで結構なことだ。ただし、同人誌即売会についてのコメントは、完全に間違っていると思う。「次の同人誌即売会」というのがどの即売会のことを指すのかはわからないが、仮に日本最大の即売会であるコミックマーケットのことだとしても、次の夏コミで数多くの「クビキリサイクル本」が出回ることはまずあり得ないと思う。『クビキリサイクル』(及び、夏コミまでの間に出るかもしれないその続編)をメインに扱った同人誌は多くても2,3冊、もしかしたら1冊も出ないということも考えられる。
 その根拠は?
 登場人物のほとんどが女性だから。

 かなり長くなってしまった。本当は、ここから「同人誌即売会における小説FC系サークルの傾向と対策」という話にもっていきたいところだが、例によって資料と力量が不足しているので踏み出せない。この話題を扱うためにはどうしてもジェンダー論を引き合いに出さないわけにはいかないが、私はその方面には疎い(という言い訳をもう何度もやってきたので「またか」と言われそうだが、本当に知らないのだから仕方がない。私にとって「ジェンダー」とは「日本語になく、英語には昔あったけれど今はなく、フランス語には2つあり、ドイツ語には3つある例のアレ」だ)ので、今後もこの話題に深く関わることはない。

 今日は日中ほとんど寝ていたので読書は進んでいない。『指輪物語』はようやく6巻を読み終えたところ。あとの3冊はこれまでよりもページ数が多いので、まだ3分の2には達していない。とほほ。

1.10266(2002/03/03) かなり、息切れ

 今日は、いつもと順序を変えて『指輪物語』のことから。昼前に7巻を読み始めたがあまり進まず65ページまで。7巻は344ページまであるので先は長い。

 昼食後、外出。まず靴屋で新しい靴を買った。安売りのスニーカーで税込み1050円。今日まで履いていた靴は今後農作業用になる。
 次にドコモショップへ行き、携帯電話を買い換えた。一時は解約しようかとも思っていたが、携帯電話がないと来週のオフ会の待ち合わせでたちまち困ってしまうことに気づいた。何といっても面識のある人は誰もいないのだから。
 新しい電話を買って最初にしたのは着信音の設定だった。バッハの『フーガの技法』の基本主題を入力した。すごく疲れた。街角や電車の中などでよくメールを打ち込んでいる若者の姿を見かけるが、こんな小さなボタンを相手にして肩が凝らないのだろうか。明日の午前9時から私もメールの送受信ができるようになるが、あまり送信はしないことになるだろうと思う。
 その後、本屋を三軒巡回。目当ては『どきどき姉弟ライフ』(2)(後藤羽矢子/竹書房BAMBOO COMICS)だが……どこにもない。だから田舎は駄目なんだ。腹立ちまぎれに『女子高生』(大島永遠/双葉社ACTION COMICS)を買った。

 久しぶりに「魔方陣データベース」を見に行ったら、去年の12月28日で閉鎖していた。今まで気づかなかったとはうっかりしていた。この機会にリンク集のチェックをすればいいのだが、面倒なので「魔方陣データベース」を外し、新規に3件追加しただけ。文中では何度もリンクしている「UNDERGROUND」などもまだリンク集には登録していないし、そろそろなんとかしないといけないと思いつつ、改訂するとなるとかなり手間がかかるので先延ばしにしている。トップページのリンク集は私自身が定期的に巡回するサイトだけに絞り込み、別ページのほうはちょっとした読み物風にまとめてみようか、などと考えているのだが、なかなか大変そうだ。

 今週は体調が下り坂を転げ落ちている。いくら寝ても肩の凝りが取れない。これは風邪でダウンする前兆なので、今晩は早めに休むことにする。