1998年度 第2学年「理科夏期特設課外授業」要旨

  1998年8月29日(土)    教養理学科 2年生35名 引率2名
  近畿大学 生物理工学部 機械制御工学科・基礎機械工学科・遺伝子工学科



1.挨 拶 10:00〜10:10  基礎機械工学科上田幸雄教授  運営案内:事務部 庵野真一先生
2.講 義  10:10〜11:00
  基礎機械工学科 教授 山本 和夫 先生
  「宇宙に大きなアンテナを作る」 
      −宇宙構造物工学への誘い−
  別紙資料2枚・OHP使用
 ・地球軌道上に大型のシステムを建造する
  構造と機構と、その制御・・・システム工学の典型
 ・軌道上の環境条件
  キーワードは「真空」「放射線」「熱環境」「宇宙塵」  「微少重力」 −その状況と影響は・・・。
 ・宇宙構造物工学とは
  地上構造物とのちがい
  Flexible,Lightweight,Adaptive,Maintenance free
 ・天文観測衛星「はるか」について
  VLBI(超長基線干渉・・・宇宙の三角測量)による深宇宙の観測
  全長10m 6本マスト
  鏡面精度・・・放物面の平均誤差0.5mm
  折り畳んだ状態で打ち上げ、軌道上で展開する
  展開後の鏡面誤差を少なく・・・釣り合い解析・形状調整解析、他
  地上調整の問題・・・重力補償など
 ・生物の形や運動形態から学ぶ
  有名な地上の例として、新幹線のパンタグラフ=フクロウの羽
  「合理的形態」「しなやかな動き」「知覚・情報処理」「再生・修復機  能」
 
3.実 習  11:10〜12:20(物理班は少し延長、生物班は昼食後結果の判定)
  2年次の科目選択により「生物系26名」と「物理系9名」に分かれる
 ・[物理系] 基礎機械工学科 熊倉靖教授 大政光史助教授
 「計算機支援設計工学−パソコン未来工房−」
  最新鋭のCADソフトを用いた、設計工学の基礎実習
 ・[生物系] 遺伝子工学科 武部聡助教授 宮本助手 松本助手 田口助手 佐伯助手
      「遺伝子増幅の原理と応用−あなたもDNA鑑定ができる−」
  DNAについての説明
   遺伝子の増幅の原理と応用
   DNA鑑定とは
  実習
   マイクロピペットの使用法
   サンプリングの基礎
   電気泳動装置へ、4つの試料をとる
   電気泳動させ、写真に撮る(昼食後)
   結果の解説



.午後は一般のオープンキャンパスに参加
・英語体験講座  新田香織 講師        
 「君が主役だ!CINEMA ENGLISH」
・ミニ講義 (3つに分かれる)         14:00-14:50
 ・「食品の衛生管理システム」
  −コンビニのサラダは安全か!?−    泉 秀実講師
 ・「生体機能の工学応用」
  −生体に学ぶ−       上田幸雄教授 山本 衛助手
 ・「ホームページ作成講座」  辻合秀一講師
6.キャンパス見学
  研究実験室訪問              15:00-16:00



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