France

ウィットとエロ大好きのフランス。
どこの国もエロねた好きです。でもこの国のエロねた好きは他を圧倒しています。だから、ここには沢山エロねたがあります。もちろん、エロねただけではなく、一般向けもあります。






「成功した男とは、妻が消費しうる以上の金儲けが出来た男であり、成功した女とは、そんな男をつかまえる事の出来た女の事である。」サッシャ ギトリ
新潮文庫「ジョークなしでは生きられない」阿刀田 高より


参考「人間社会に貨幣が誕生したと同時に、女はそれをまきあげる方法を発見した。」
ある歴史家

よく言われるのが消費活動のもっとも活発なのは20代30代の若い女性。彼女達のおかげでお金は天下の回りものとして社会へと大量に流れていきます。不況とはいえタンス貯金は過去最大。減税より彼女らの消費活動に期待する事並々ならぬものがあります。



マリウスは物覚えのいいことが自慢だった。
そこへオリーブという男が現われ
「おい、マリウス。お前はえらく物覚えがいいそうだな」

「そうとも。天下一品さ。なにしろオレはおふくろの腹の中にいて、親父が一日おきに訪ねてきたのを覚えているんだから」
「ふん。それくらいのことか。オレなんかもっと古いことだって覚えているぜ」
マリウスが驚いて、
「もっと古いことだって?」
「そうよ。オレなんかまだ親父の中にいて、弟と二人でおふくろの腹に行くか、女中の腹に入るか、賭けをしていたのを覚えているよ」
新潮文庫「ジョークなしでは生きられない」阿刀田 高より

んな、あほな、とくるわけで。
ちなみに以上はマルセイユの小咄。地中海で小魚でもとりながらそんなバカ話をしつつ船は進みます。



「初めてキスをしたときボクは初めて味わう果実のようにガッカリした。」レイモン ラディケ
新潮文庫「ジョークなしでは生きられない」阿刀田 高より

初めてのキスのこと皆さんは覚えているでしょうか?
以上のラディケ氏のごとくガッカリしてしまったのでしょうか?
そんなでもなかったですけどねえ。何年前のことでしょうか、友人の下宿を二人で抜け出して確か洗濯機の前でした。
震える両の手で彼女の顔をがちっと固定してゆっくりゆっくり、あたかも初心者が車をバックで車庫入れするがごとく顔を近づけていきました。後で聞いたらまるで歯医者にでも来たかのような何とも事務的なキスだったそうです。でも、がっかりしなかったことは確かです。



第一次世界大戦のころ、フランスにクレマンソーという政治家がいた。ある記者が晩年のクレマンソーに尋ねた。「あなたの知っている最悪の政治家はだれか?」
するとクレマンソーが答えた。
「さよう。最悪の政治家を選ぶのはじつにむずかしい。これこそ最悪と思ったとたん、もっと悪いやつがかならず出てくる」
新潮文庫「ジョークなしでは生きられない」阿刀田 高より

政治家にも色々いますが。
でも政治家のセンセイ氏も大変なんだろうなと思います。国民、マスコミと専門家(官僚)の板ばさみになって、結局オレ一体何やってんだろ、ということになってしまってるのではないでしょうか?



工場の昼休み、毎晩成人学校に通って勉強しているギネが得意そうに言った。
「グーテンベルグを知ってるか?」
仲間達は、「いや、知らん」
「印刷機を発明した男さ。成人学校に来れば教えてくれるよ。じゃあメンデルはどうだ?」
「知らねえな」「遺伝の法則を発見した男だよ。みんなもっと世界のいろんな人間について知識を深めなくちゃ人に馬鹿にされるぞ。夜学は本当にためになる」

すると仲間の一人が、「じゃあ尋ねるけど、キミはデュスカルを知ってるか」
「デュスカル?知らんなあ。なにをした人だ」
「うん。キミが夜学に行ってるあいだに、キミの奥さんと寝ている男だよ」
新潮文庫「ジョークなしでは生きられない」阿刀田 高より

あ〜あ、寝取られちゃいました。夜学の勉強も良いですが、もう少し奥様にも気を使ってあげるべきでした。
そこで笑ってるあなた、あなたも安心は出来ませんよ。今ごろあなたの知らない人と、、、。
油断は禁物であります。(本当に!)



さあ、帰ろう!
メニュウへ。