笑って防ごう高血圧 2005/8/30(火)海南市保健福祉センター 

司会:世界の高血圧人口、2025年には16億人にもなるそうです。それによる心血管の病気は、たいていの国で死因の第1位です。世界の死因の30%を占めているといいます。日本でも高血圧の人は約3,000万人と推定され、まさに国民病とも言えます。
 高血圧は痛くいもかゆくもないんですが長い間放っておくと恐ろしい病気を引き起こし、しばしば、寝たきりになったり、五色台への切符になったりします。
高血圧といわれたら、生活のくせを変えたり薬を飲んだりするほうがいいと思います。これからいくつかの疑問に答えるかたちで高血圧のお話をいたします。

 

患者:先生こんにちは、始めに基本的な質問ですが血圧ってなんなんですか?

 

先生:「血圧」というのは、皆さんが座っているお尻のケツ圧です。うそです。本当は心臓というポンプが血液を送りだすときの動脈というホースの内の圧力なんです。血圧には、ポンプを押したときの「上の血圧」と、ポンプを引いたときの「下の血圧」があります。

 

患者:そうなんですか。ホースの中の水圧と同じなんですか。私も心配なんやけどどれくらいの血圧になると高血圧っていうんですか?

 

先生:お医者さんに測ってもらったときは上の血圧が140から、または下の血圧が90からをいうんです。家で自分で測ったときはどうでしょうかみなさん知っていますか???。ちょっとおまけがあって上の血圧が135から、または下の血圧が85からで高血圧となります。でも血圧はよう変わるんで、100回測ってくださいね。

 

患者:そんな、100回も測れません。そやけど、血圧て測るたびに違うんやけど、これはどうなんです?

 

先生:心臓がドクドクと打つたびに血圧は変わるんです。それでは皆さんふつう一日にいくつの血圧があると思いますか???。約10万回もの血圧があるんです。1日中同じことはまずないんです。100回とはまあいいませんが何回か計る必要があります。何をやっているか、体の具合、気分でも変わるんです。家で血圧を測る場合は目を閉じて2分間座ったまま安静にしてから測って下さい。皆さんのような美人の前では緊張して私の血圧は今200以上あるかもしれません。

 

患者:先生緊張しているとは思いませんけど。まあ何回か測ってみて上が140下が90から高血圧って言うんですね。家で測る場合はそれより少し低くて高血圧って言うんですね。

 

患者:ところで高血圧はほっといたらあかんてよう聴きますけど、ほっといたらどうなるんですか?

 

先生:血圧が高いままがほっておくとホースに負担がかかり、高利回りで動脈硬化が進むと銀行の人がいっていました。そして、自己破産になるんです。なんともなくても 放とかんと、早くお金を返してください。

 

 

患者:先生やっぱり緊張してますね、血圧を下げるんでしょう。高血圧のため大変な病気って、どんなに悪なるんですか、例えば心臓は悪なるんですか?

 

先生:(後ろの図を指しながら)心臓のポンプは、血圧が高くなる分だけ壁に圧力がかかり余計な仕事が増えるんです。そして壁が厚くなって心肥大になるんです。さらに仕事をし続けると、辛抱していた心房にも負担がかかり不整脈が起こったり、心不全になりやすくなるんです。その一方で心臓の筋肉を養う血管に動脈硬化がおこり、狭心症がおき易くなるんです。

 

患者:こわー、高血圧で心臓が肥大したらどうしたらええんですか?

 

先生:さっき言ったように、高血圧は痛くもかゆくもないんで、健診や家で血圧を測って初めて気が付くことが多いんです、知らん間に心肥大になっていたり、心不全までなっていることもまれやないんです。かならず6ヶ月定検を受けてください。そうすれば交通事故は防げます。

 

患者:先生車の話ではないんですけど。

 

先生:あ、すいません。不幸にして心肥大になっていても根気強く高血圧の治療を受けたら、車と違って元気な心臓に戻れるんです。年齢は戻れないですけど。

 

患者:わかりました。定期健診は大切ですね。心臓も心配なんですけど先生、むかし、高血圧でよう脳卒中にもなったて聞いたけど、それは今はどうなんですか?

 

先生:今は、健康診断が拡まったし、高血圧の良い薬もできたんで、脳卒中のうち脳出血はあまりめーへんにようになりました。しかし頭の血管が詰まる脳梗塞の方は、いまもようあります。その原因としては、1つに皆さんのように重くない高血圧の人で、まだ治療を受けていない方が多いこと、2つに治療を受けていても十分に血圧が下がっていない方が多いことです。それに、脂っこいものをよう食べるようになったり、お年寄りが増えたせいもあると思うんですけど。

 

司会:昔、「3K」と言えば結婚の条件として『高学歴・高身長・高収入』でしたが、今では『高血圧・高コレステロール・高年齢』と病気の条件をいうようです。心筋梗塞や脳卒中にならないために定期健診を受けましょう。

 

患者:先生それじゃ、高血圧っていいますけど高血圧になる原因はなんなんですか?

 

先生:ほとんどわかってないようです。

 

患者:先生が知らないだけじゃないんですか?

 

先生:すんませんもっと勉強しときます。そうやなくて、ほんとうにわかっていないんです。高血圧の95%は原因不明なのです。でもそのうち半分が遺伝に関係してるらしく、そのほかは生活習慣などが関係してると思います。高血圧になる体質は、遺伝するらしく、父さん母さんが高血圧の場合は子供の半分が高血圧になり、片方が高血圧の場合は子供の4分の1が高血圧になるといいます。家族に高血圧の人がいる場合は、時々血圧を測り早期発見して下さい。

原因のわかってる高血圧は数%ですが、腎性高血圧といって腎臓の病気が原因のものと、副腎などホルモン異常によるものなどがあると言われてるんです。

 

患者:高血圧の原因はまだ研究中なんですね。じゃあ先生、昔から血圧の高いの人はしょっぱいものを控えるようにいわれますけど、ようさん塩分をとったらみんな高血圧になるんですか?

 

先生:日本人は1日に12gの塩をとっているそうやけど、みんながみんな高血圧になるわけではなさそうなんです。進化とともに、海の水と似た血液を保つ体のシステムをつくりあげたそうなんですけど、一部の人は陸上で塩分を取りすぎると高血圧という病気が起こるようになったそうです。日本人の高血圧の34割の人は塩をとりすぎると血圧が上り、塩をあまりとらないと血圧が下がるらしいんです、でも67割の人は塩をとってもとらなくても血圧は変わらないていいます。塩をとると血圧の上がる人では夜に血圧が高く、心臓肥大や蛋白尿などが起こりやすいんです。

 

高血圧の方で今から言ういくつかに該当する方は減塩を試みるほうがええんちゃうかとおもいます。1つ血液中のレニンというホルモンの低い方、2つに夜に血圧の高い方、3つお年寄りの方、4糖尿病の方、5つ太っておられる方、6つおしっこに蛋白のでる方、そして美人の方。皆さんいかがですか??? 患者さんはどうですか。

 

患者:じゃあ、私は塩分控えたほうがいいんですね。

 

先生:どれも当てはまってないと思いますので、控えなくていいと思いますが。

 

患者:ところで、今の「レニン」っていうホルモンはなんですか?

 

先生:体の塩分と血圧を保つために腎臓から出てるホルモンですが、みなさん名前だけ覚えといてください。

 

患者:高血圧でも塩分を控えて血圧が下がる場合と、下がらない場合があるんですね。では先生年とともに上の血圧だけが上がって、下の血圧が下がるそうですが、それはなんでですか?

 

先生:年とともに動脈硬化が進みます。動脈硬化は、太い血管を風船とすると風船のゴムが硬くなった状態に例えられます。硬いゴムの風船を膨らませても、風船があまり膨らみませんので、風船内の圧は上昇しますね。膨らませるのを止めると、ふくらみが悪い風船からは、すぐに空気が抜けて、風船内の圧が低下します。これが上の血圧のみが上がり、下の血圧が下がる原因です。上の血圧から下の血圧を引いた差が大きくなるのは太い血管の動脈硬化のためで、危険ということになります。

 

司会:ややこしいお話でしたが、皆さんわかりましたか?太っている人や運動不足の人は是非、減塩してください。上と下の血圧の差が大きいほどよいと思われている人もいるかもしれませんが、それは間違いですね。上と下の血圧の差が大きい人は動脈硬化が危ないということです。それと、「レニン」というホルモンのことも覚えておいてください。

 

患者:それでは、高血圧が重症かどうかどうやってわかるんですか?

 

先生:高血圧が重症かどうかは、血圧の高さだけで決まるのではありません。タバコを吸っている人、糖尿病の人、コレステロールが高い人、太っている人では血圧の高さより高血圧が重症だと思わんとあかんのです。更に心臓病、脳卒中、腎臓病などをすでに起こしたことがあるひとは血圧がそんなに高くなくても重症となります。

 

心筋梗塞になったことのある人たちが、えらい先生の講演会で、「今のままのええ生活を続けたいんやけど」と質問したところ、「2年で半数の方が亡くなりますよ」といわれ顔が青ざめていました。高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満のかなでる死の4重奏が聞こえたそうです。

 

患者:先生、昨夜、頭が重いので血圧を測ったところ170100もありました。そんなときは大丈夫でしょうか。

 

先生:みなさんどうしましょうか???。たいていは大丈夫やから安定剤を飲んで寝てくださいと答えますね。というのは高血圧でも普通しんどくないんです。こういう場合はおそらく頭痛のため一時的に血圧が上がっていると思います。

 

頭痛、肩こり、めまい、はきけ、耳鳴りなどが高血圧のためと思われている方が多いのですが、それらの症状の起こる回数は血圧が正常の人と差はないといわれています。つまり高血圧のほとんどは無症状なのです。高血圧を放置すると無症状のまま、いきなり脳卒中や心筋梗塞で倒れ、高血圧を闇の中の必殺仕掛け人と呼ぶ人もいます。症状がないため高血圧を早く見つけるには病院や家庭で定期的に血圧を測ることが大切だとおもいます。

 

患者:ところで白衣高血圧とか仮面高血圧て聞いたことがあるんですけどなんですか?

 

先生:病院で血圧を測ってもらうと高いのですが、家で血圧を測って正常な場合は「白衣高血圧」といいます。白衣を見ると緊張して血圧が上がるということでしょうか。白衣高血圧自体は大丈夫だということが分かっていますので血圧の薬は飲まないほうがいいと思います。白衣高血圧を誤診しないために白衣の変わりに作業着を着て血圧を測ればいいんでしょうかね。

 

患者:作業着高血圧が発生するんではないでしょうか

 

先生:そうですね、家で血圧を測ってもらうのが大事ですね。また最近では逆に病院で測ってもらった血圧は正常ですが家庭での血圧が高血圧の場合は「仮面高血圧」と呼ばれ、これは危険だということが分かってきました。仮面高血圧という診断は病院で血圧を測っても不十分で、やはり家庭での血圧測定が大切だと思います。

 

患者:それでは先生、早朝高血圧ていうのは何ですか?

 

先生: 最近の話題ですが。もともと、血圧は起きる前から徐々に上り始めます。これは、体が目覚めるためのウォーミングアップです。高血圧の方の中には、この時に必要以上に血圧がぐんと上がってしまうことがあり、早朝高血圧と呼んでいます脳卒中や心筋梗塞、突然死などは早朝に起きやすいといわれています。夫婦喧嘩は早朝を避けて、お昼からしたほうがいいと思います。

 

司会:白衣高血圧とは、家で血圧を測っていると正常なのに、病院で血圧を測ると高くなってしまう場合を言います。仮面高血圧とは、家ではいつも高いのに、病院で測ると低くなる場合を言います。早朝高血圧とは、朝起きるときに急激に血圧が高くなる場合を言います。色んなタイプの高血圧がありますので、定期的に血圧を測り、ご自分の血圧をよく知ってください。

 

患者:それでは高血圧の治療について教えてください。

 

先生:生活習慣病なのでやっぱり生活上の注意が必要ですね。1つお酒や塩をひかえること、2つは散歩やストレッチなどの運動を定期的にすること。3つはヨン様のドラマで笑ったり泣いたり感動してストレスを発散すること。これを同時にやれば完璧です。というわけで笑顔で玄米を食べつつわがままにストレッチしてください。これではわからないですか。後で保健師さんより詳しく聞いてください。

 

それでも血圧が下がらない場合や、重症の高血圧では血圧の薬を飲んでください。血圧の薬は、高血圧そのものを治す薬ではないので、飲むのをやめれば、また血圧は上がります。ときには、以前より高い血圧となることもあります。自己判断は危険です。また、自分で血圧を測って高いときだけ薬を飲む人がいますが、それも大変危険なことなのでやめてください。また家で血圧日誌をつけると血圧の朝晩のちがいや血圧の下がりすぎ、季節による変化をチェックできます。めんどくさがりの人にはできませんが、どうですか。

 

患者:そんな、めんどくさがらないでしますので血圧日誌をください。ところでどれくらいの血圧まで下げればええんですか?

 

先生:世界的には年に関係なく14090まで、糖尿病や腎臓病などがある人は13080までとなっています。しかし、日本ではお年寄りはあまり血圧を下げなくてもいいでしょうと根拠もなく言われています。老人医療費を少なくするための陰謀でしょうかね。

 

患者:でもお年よりでは、血圧が下がりすぎてもよくないと聞いたことがあるんですがどうなんですか?

 

先生:おっしゃるように動脈硬化の強い方では急に血圧を下げすぎることにより逆に心筋梗塞や脳卒中などが増えることがいわれています。しかし、さっき言ったように日本以外ではお年寄りでも14090まで下げましょうといわれています。これは多くのお年寄りの血圧治療の積み重ねのなかで上の血圧が143まで下げると脳卒中や心臓病が約3割減るとの証拠にもとづいてのことです。お年寄りではゆっくりと時間をかけて血圧を下げていくと良いと思うのです。ここには今流行りの構造改革が必要です。皆さんいかがですか???

 

患者:911日に決まるんでしょうか。最後になりましたが、血圧の薬は一度飲むと一生飲まんとあかんとよく効きますが本当のところどうですか。

 

先生:先ほど言いましたように、血圧の薬は、高血圧そのものを治す薬ではないので、飲むのをやめれば、また血圧は上がってしまいます。しかし、ただ漠然と同じ薬を一生飲むということではなく、血圧が十分下がったら薬を減らしたり、薬をやめたりできます。ただし薬をやめた後も定期的にお医者さんにかかることが大切なんです。しかし大部分の方は生活習慣を変えるのみではダメで、長い期間お薬をのむことになるんです。お薬をのむ不便さや副作用と、高血圧による心臓病や脳卒中で五色台へ招待されることを天秤にかけると、薬をのむことに軍配があがると思いますよ。

 

司会:薬を勝手にやめること、長いこと診察を受けずに薬だけもらうこと、血圧の高いときだけ自分で判断して薬を飲むこと。危険ですのでこれだけはやめましょう。

 

保健指導(高血圧の方の生活習慣改善のポイント)

お笑い健康講演 立川禿談志こと横山ノックさん

質疑応答 吉川医師

 

高血圧の方の生活習慣改善のポイント

食事療法

塩分制限(7g以下)とナトリウムを排泄してくれるカリウムに富む食物(果物、野菜)を適度にとりましょう。

 

肥満があればカロリー制限が必要です。過食を慎み、肥満を防ぐことが重要です。肥満で高血圧の人が体重を減らすと、血圧も下がり、肥満者もそうでない人も食事を変えることにより、高くなった血圧を下げることが可能です。

 

脂肪の摂りすぎは肥満を招きます。飽和脂肪酸の摂取を減らすことも勧められており、特に脂肪の多い肉やバター、ベーコン、卵黄などはコレステロールや飽和脂肪酸を多量に含むので、多用を慎みたい食品です。

 

穀物の摂りすぎも肥満の原因となりますので、精白米を未精白米に切り替え、咀しゃくを十分に行うことにより、比較的少量で満腹感が得られ、その上、栄養のバランスもとりやすく、便通も整えることができます。

 

白砂糖や、これを材料とした菓子類は、血液や血液中の脂肪に悪い影響を及ぼすので、できるだけ避けます。

 

嗜好品

過度のアルコール(日本酒換算で2合以上)は長期的には血圧を上昇させます。アルコールの摂取は、糖質や脂肪の消費が節約されて、肥満の原因になりやすく、飲酒に伴う不摂生も起こりやすいので、節酒が望まれます。

 

また喫煙は動脈硬化の危険因子の一つであり、血圧も上昇させます。 タバコは、ニコチンがノルアドレナリンというホルモンの分泌を多くして、交感神経を刺激したのと同じような状態を起こし、血管を収縮させたり、血圧を上げたりする作用があるので、血圧の高い人や動脈硬化のある人は、できるだけ禁煙を守ってほしいものです。  

 

運動療法

適度な運動は心身をリラックスさせ、血圧を低下させます。運動も血圧を下げる効果がありますが、激しい運動よりも軽い運動の方が効果的です。激しい運動は、突然心臓にストレスをかけて危険なこともありますので、早歩きや散歩、軽い体操など、毎日続けられる程度の軽い運動をしましょう。

 

入 浴

急激な温度差は血圧を上昇させます。寒さも血圧を上昇させやすい因子で、一般に夏より冬に血圧が上がり、寒い地方に高血圧患者が多く、暖かな地方には少ないことが知られています。

 

特に冬の入浴時の室温に気をつけます。温度差の激しいところの保温には注意し、入浴は、ぬるめの温度でゆっくり入るのがよいようです。高血圧の人に高温のお風呂は厳禁です。例えば43度を超す熱めのお湯だと、エンドテリンという血管を収縮させる物質が急激に増えて血圧と心拍数が上がり、心臓への負担が増します。 血管の柔軟性に欠けている高血圧症や動脈硬化気味の人は、心筋梗塞や脳卒中が起きやすくて危険です。血圧は、湯温が40度だと緩やかに上がるが、42度だと入ったとたんに50近くも上がります。 熱いお湯にしばらくはいると、脳の動脈が拡張して血圧は下がりますが、血液は脳の末梢血管まで行き渡らなくなり、虚血症状に陥って、脳梗塞につながります。逆に38度前後のぬるめのお湯だと、血圧の激しい変化を防ぎ、血液も末梢血管まで届きます。

 

排 泄

便秘による力みや、尿意のがまんも血圧を急上昇させます。また冬のトイレの室温にも気をつけましょう。

 

睡 眠

睡眠不足、不規則な生活は血圧を上昇させます。

 

ストレス

過度の精神的ストレスも血圧を上昇させますので、ストレスを貯めないようにしましょう。精神的影響が血圧上昇に大きく関係し、精神的緊張や心労があるとすぐに血圧が上昇しますので、睡眠を十分にとり、精神的にイライラしないようにストレスをさけ、気分的にゆったりした生活を心がけるのがよいでしょう。 現代社会では緊張を強いられることがよくありますが、強いストレス状態になるとアドレナリン系のホルモンが分泌されます。適量分泌されているうちはこれも役立っていますが、限度をこえると害の方が大きくなります。 血圧が上がることもその一つで、血圧が上がると血流が悪くなり、血管収縮や血管の目詰まりで血液が滞り、血圧が高くなるほど体はだめになっていきます。