入学してから今日の戴帽式を迎えるまで様々なことがありました。長時間の講義や難しい看護技術演習、次々に迫ってくる終講試験など、今まで何も知らなかった看護の世界を目の当たりにし、入学時に抱いた大きな希望を見失いそうになりました。
私たち五十四名は、年齢も育ってきた環境、経験も様々です。時には価値観の違いにお互い驚き、先生方からは思いもよらない指導を受けることもあります。そのようなとき、看護師としてだけではなく、社会人として規律ある姿勢、責任ある行動が必要な事も自覚できるようになりました。
二日間の基礎看護学実習では、初めて患者さんと接し、患者さんの様々な思いを聞かせて頂きました。また、指導者の方からは看護の楽しさや難しさ、チームワークの大切さを教えて頂きました。まだまだ未熟であることを思い知ると同時に、温かい心が込められた知識・技術が看護であり、患者さんの健康を取り戻す原動力になっていることを知ることができました。今まで見えなかったものが見え、憧れであった看護が現実の看護として少し捉えられるようになりました。そして今、未来の自分の姿を思い浮かべこの場にいることを嬉しく思います。
私たちは、看護を必要とする全ての方がその人らしい人生を歩む事ができるよう、ナイチンゲールの灯りを胸に灯し、心のこもった看護を目指します。看護の倫理を忘れることなく、医療チームの一員として信頼される看護師になることを誓います。
そして、私たちを支えてくれている家族をはじめ、皆様方への感謝の気持ちを忘れず、今日のナースキャップの重みと感動、決意を胸に仲間と助け合いながら看護の道を歩んでいきます。
(21期生宣誓より抜粋)