(社)熊野青年会議所2006年度スローガン

Dreams Come True

〜夢を持とう!夢をつかもう!!〜

 

理事長所信    2006年度 (社)熊野青年会議所

35代理事長    倉前 太

○はじめに

本年(社)熊野青年会議所創立35周年というすばらしい記念の年に理事長をおおせつかりまして身に余る光栄を感じております。

1972年6月に産声を上げたこの青年会議所は多くの諸先輩方の英知と勇気と情熱をもって今日まで受け継がれてきました。

今ではこの青年会議所よりも若い会員の入会も増えてきました。35年の歴史があってこその事であり諸先輩が築かれた数々の業績と伝統に心より感謝申し上げます

○会員拡大と資質の向上

 35年前といいますと世の中は高度成長期で『とにかく、働け!働け!!』という時代だったと思います。日本全体がものすごい勢いで経済成長したときでここ熊野でもダム建設、道路整備など公共投資も盛んに行われ地域の資本整備も進みました。その影響もあり街全体が活気に満ちていたことでしょう。

その後も緩やかなカーブで経済成長を続けてきました。われわれの先輩方の時代は仕事もJCも夢を持ちそれに邁進されていたことと思います。

バブル崩壊後日本経済全体が落ち込みました。やっと最近になって“景気の底打ち”という言葉が聞こえるようになりましたが今の社会状況の中、特にこの東紀州においては地域格差や少子高齢化等の問題もありまだまだ先が見えない状況ではないでしょうか。

自然と我々は日々の生活をすることだけに目をむけ、知らぬ間に諸先輩方のように夢を持ち追いかけることが少なくなってきたように感じます。

流れ星を見たとき願いを3回唱えるとその願いはかなうといいますが、あれはいつ見えるかわからない流れ星が見えた時、つまり『いつも』そのことを考え願いを抱いていればという意味だと思います。

念ずれば成る!

具体的な夢を持ってその夢を追い続け「いつかつかんでやる!」という気持ちがあれば必ず成せるとおもいます。

 我々JCYEEは率先して「明るく豊かな社会」を築くよう行動しなければなりません、その為にも我々自身が夢や希望を持って行動しなければいけないと思います。

 この地域では市町村合併も進み、新しい体制の行政をはじめ地域が広域で取り組み始めてきました。我々青年会議所も広域にメンバーを増やし多くの仲間と夢を持って地域の活動を進めたいと思います。

○広域活動と地域の交流

近年の日本は目を覆いたくなる、耳をふさぎたくなるような異常なニュースが増えました特に子供に関する悲惨で理解しがたいニュースが多くなりました。

なぜでしょう?たかが数十年で人間はこうも変わるのでしょうか?昔とそう変わらないものを食べ、裕福になったとはいえ普通に生活していると思います。

しかし、今の食品は化学調味料等の人工的な添加物が多く含まれた物や、諸外国からの輸入品等、その中身が変わってきています。最近では子供たちにまで生活習慣病が広がってきました。そんな流れの中、「食育」という言葉が社会に出て来たように、そういう問題もあるとは思いますが、私はもっと他に大事なことがあると考えます。

私は「人間同士のかかわり」が減ったのが大きな要因ではないかと考えます。隣近所の付き合いから職場学校の仲間、街のイベントやボランティア、確かに昔より人々の交流の場はあるのですが、その中身が浅くなってしまったように思います。もっと大きな「輪」もっと深い絆の「和」をもって地域社会はあるべきだと考えます。先ず我々が率先して始めましょう、そしてそれを地域に広めていきましょう。

 地域の大切な“宝”である子供たちに地域のよさやいろんな文化、環境、考え方をお互いに理解しあえるようになってほしい。子供のときからそういう交流や経験をすることはこれからの時代とても大切だと思います。

もっと広くもっと深く子供たちの交流ができれば、自ずと我々大人同士の交流も増えるはずです。そしてそれが将来にわたって広く深く地域の交流につながり「明るく心豊かで夢のある社会」の創造につながればと願います。

 将来子供たちが、“夢”を持って帰ってこられるような地域社会になるよう今一歩外に踏み出しましょう。

 

○おわりに

青年会議所の事業目標は“社会と人間の開発”です。広域にメンバーを募り広域に活動し地域の連携を図ることが社会開発と考えます。夢を持ちその夢をつかむよう努力することが人間開発と考えます。

本年は()熊野青年会議所設立35周年という記念の年です。記念事業は今年の事業の柱でもあります。みんなで記念事業を成功させましょう!又メンバー全員で35年間の歴史と諸先輩方の功績を深く受け止めながら、我々の夢を持ちその夢に向かって邁進しましょう!

夢は必ず叶います!!

基本方針

○会員拡大と資質の向上

○広域活動と地域の交流

重点事業

○35周年記念事業の開催

○広域における会員拡大