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 ■印象に残った女の子Part3

  感情の見えない女の子。
  僕が彼女に抱いたイメージです。
  彼女は集団の中でもおとなしくて、いわゆる「影の薄い女の子」でした。
  初めて本当の感情を見たのはサークルの合宿の夜の自由時間。
  星明かりも無い、真っ暗な夜空の下。
  楽しく遊んでいるみんなから離れて、彼女は一人泣いていました。
  次の日は人前で練習の成果を披露しなければならない発表の日。
  発表のプレッシャーに耐えられすに泣いていた彼女。
  僕は慰める言葉も知りませんでした。
  ただ、横に座って夜空を眺めながら彼女の話を聞くばかりでした。
  その夜、彼女は色々なことを話して聞かせてくれました。
  サークルの事、友達の事、そして自信の持てない自分の事・・・
  それは彼女との心の距離を一歩一歩埋めてゆく物でした。
  大人しい彼女が、本当はよく笑うことを知ったのもこの夜でした。
  彼女が笑うとほんわかしてくる・・・
  そんな不思議な魅力を持った女の子でした。
  そんな彼女が自分に自信を持てる時を、僕は楽しみにしています。
  多分、その時は彼女の一番素晴らしい笑顔を見れる時だと思うから・・・


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