1. 子どもたちの交流方法 電子掲示板で「紹介→質問→応答→発見・感動→新たなテーマ設定・・・」という活動の流れをつくります。  子どもたちの名前は,本名でなく愛称にします。そして,個人情報(住所・電話番号など)の記述はしないように注意します。先の電子掲示板ではインターネット上で公開されますから,こみ入った相談などは電子メール,またはメーリングリストを使います。
  2. 子どもたちへの提案−交流学習−  交流学習を始めようとした頃,地域にある自然などを見つけよう,という課題でウォークラリーをしました。その後,「交流校へ発見したことを知らせよう。」と提案したところ「知らせることはありません。」という予想外の反応が返ってきました。よくよくその理由を聞くと,「富貴でタイコウチがいたりワラビが生えていたり,草笛を吹いたりすることは,当たり前のことです。自分たちにとっては珍しいことではありません。」という意味の意見でした。 秋田県からの電子メールを見て,「5月に運動会?」「僕たちは秋やのに,どうして?」と驚いたり,修学旅行先が,和歌山では京都方面なのに,秋田では仙台・松島補方面であることなどが分かったり,地域が変われば学校行事が違うことを初めて知った経験がありました。そこで,「もしかすると,タイコウチなんて見たことがなくびっくりするかもしれないよ。」と再提案をしたところ,交流のめあてが子どもたちなりに理できたようです。地域を客観的に見つめ他へ知らせたくなる意欲を,子どもたちからどう引き出すかが大切だと思いました。
  3. 継続的なコミュニケーションを  交流の楽しみは,自分が書いたものへの反応です。慣れることが大切なので,電子メールの送受信と電子掲示板への書き込みなどの操作方法,電子メールと電子掲示板との違いや個人情報の扱い方などを丁寧に教えます。 日常的に情報交換するために当番を決めて,毎朝,新着情報をチェックし,返信を書いています。その後,おもしろさが分かれば,当番以外の子でも始業前コンピュータに向かってメッセージを書くようになります。コミュニケーションのおもしろさを実感させる工夫,コンピュータ室を開放する必要があります
  4. 遠隔共同学習の舞台裏  1学期の「米づり」遠隔共同学習では,宮崎県からシカやイノシシの侵入を防ぐために電線で田を囲っていること,静岡県から農薬散布にリモコンヘリコプターを使っていることなど,富貴地区にない情報を興味深く聞くことができました。  TV会議などを使った遠隔共同学習では,教師間の打ち合わせが重要になります。大まかな計画案を教師用メーリングリストでアナウンスし,各交流校へ参加を呼びかけます。2学期に行った「手づくり工業」交流学習を例に紹介します。
  5. 交流後−データ蓄積が重要−  交流プロジェクトで発表されたデータは,ホームページで公開し今後の学習資料として活用します。 http://www.koya.org/kyoiku/fuki-e/ <和歌山県高野町東富貴=富貴小校>
  6. 「社会科教育 2 2000年 No.485」明治図書−ニュー表現活動・子供わくわく事例44掲載