「長さ1年」実践事例

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1 学  年  第1学年

2 単元名  おおきさくらべ

3 単元目標

4 指導計画(全6時間)

   第1次  長さくらべ(2時間)
    第1時  並べたり重ねたりして長さを比べる。<本時> 
    第2時  第三のものを用いたり,基準量のいくつ分で長さを比べたりする。
   第2次  かさくらべ(2時間)
    第1時  一方の水を他方へ移したり,第三の容器に移したりして,かさを比べる。
    第2時  基準量のいくつ分かを調べて,かさを比べる。
   第3次  ひろさくらべ(2時間)
    第1時  重ね合わせて広さを比べる。
    第2時  ゲームの中で,基準量のいくつ分かを調べ,広さ比べをする。 

5 本時の指導

(1)具体物について,二つの長さを直接比べる方法を工夫するとともに,長さの概念を深める。
(2)本時の展開

学 習 活 動 支 援 ・ 評 価
虫の模型を見て話し合う。 「長い」「短い」という言葉の意味を確かめる。
本時の課題を知る。 課題「どちらが ながいでしょう
2本の鉛筆の長さ比べをする。
・長短のはっきりするもの
・長短が分かりにくいもの
*目で別々に見て比べさせる。
*長短が容易に判断しにくい場合の比べ方を,実物を用いて工夫させる。
*比べるとき端をそろえる大切さを,シミュレーションで確認する。
2本のひもの長さ比べをする。 *曲がっているものの長さを比べる方法を,実物を用いて工夫させる。
*まっすぐのばしていく過程を,シミュレーションで確認する。
  パソコンのリターンキーを押すごとに,曲がっているひもが徐々にまっす
 ぐになっていく。 
<画面1−3>
はがきの縦・横の長さ比べをする。 *はがきの縦・横の位置を確かめる。
*比べるものが1つである場合の比較方法を工夫する。
*はがきの一端を折り返し,縦・横の長さを比べる様子をシミュレーシンで
 確かめる。
本時のまとめと次時の予告

6 考察

 本時のはじめに,てんぐり紙を使った長短2匹の虫の掲示物を使い,「長い」「短い」の言葉の意味をはっきりさせた。この掲示物の虫は,「あおむし」のような形をしており,体を自由に延ばしたり縮めたりできるようになっていた。興味づけという意味からも,この掲示物は効果的であった。その後,長短のはっきりした鉛筆2本,長短のはっきりしない鉛筆の模型を提示して,長さを比較する方法を話し合った。端をそろえることの大切さが出された後,シミュレーションで確認した。シミュレーションでは,鉛筆を使った比較以外に,形は長さに関係しない例として「イカとエビ」を,線の太さ・細さに関係しない例として「太くて少し長い線,細くて少し短い線」を用いた。
 次に,曲がったひもの模型を使い,その長さを比べた。子ども達からは,「端をそろえること」「曲がっているものをまっすぐにすること」など意見が出された。マジック・鉛筆・ストローなどの具体物を使った直接比較はしやすかったが,モールや針金などを曲げたものをまっすぐにするのに,子ども達はかなり苦労していた。ゆるくしばったひもの比較は,それなりにできていた。しかし,厳密な比較ができにくいので,リターンキーを押すごとに曲がったひもが徐々にまっすぐになっていくシミュレーションで確認をした。
 最後に,はがきの縦と横の長さを比べる学習では,比べるものが1つしかないので戸惑う子どもがいた。そこで,子ども達から,はがきの一端を折り返し,長さを比べる方法が出された後,シミュレーションで折り方を全員で確かめた。
 この学習では,正確な手作業が要求されるが,シミュレーションを併用することで効率にしかも効果的に進めることができた。 

長さくらべ1画面−1長さくらべ2画面−2

画面−3