野生きのこ採集記


 ここでは、近くの山などで見つけたきのこを紹介します。

ウスムラサキイッポンシメジ
Rhodophyllus madidus
98.10.4 和歌山県東牟婁郡古座川町 シイ・カシ林

 この写真を撮ったときに初めて見たきのこですが、紫系統の色のきのこは美しいですね。同属で紫色のものには下のナスコンイッポンシメジや、ソライロタケRodophyllus virescens などがあり、特にソライロタケは森のエッセンスの様な可憐なきのこです(写真が無くてすみません)。


ナスコンイッポンシメジ
Rhodophyllus kujuensis Hongo
98.10.4 和歌山県東牟婁郡古座町 シイ・カシ林

 ナスのような紺色だからナスコンなのでしょうか、どなたかご存じでしょうか。傘表面はビロード様の触感でさわると気持ちが良かったです。


タマゴタケ
Amanita hemibapha (Berk. & Br.)Sacc. subsp. hemibapha
98.10.4 和歌山県東牟婁郡古座川町 シイ・カシ林

 一本だけの発生。抜群の味の食用きのこなので、蒸し焼きか何かで食べてしまいました。同じ年に高野山、古座川町で多数発生したのを見たとの報告がありました。


クリタケ
Naematoloma sublateritium (Fr.) Karst.
97.10.20 大台ヶ原(奈良県) ブナ林、樹木根株

 もっと多数の群生もありました。晩秋に沢山とれる味の良い食用きのこです。

※写真の無断転載を禁止します。
※参考図書
 「山渓カラー名鑑 日本のきのこ」今関六也、大谷吉雄、本郷次雄 編(山と渓谷社)
 「原色日本新菌類図鑑(T)(U)」今関六也、本郷次雄 編著(保育社)

  

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