ひな祭りの起源は、日々生活していく中で生じた汚れを人形に
移し、海や川に流して厄払いしたものとされています。

この日に厄払いをするのは、奇数の同じ数字が重なる日は悪い事
がおきる、という中国の”重日思想”によるもので3/3の他にも5/5、7/7
等、奇数の重なる日にはそれぞれ厄払いが行われます。

昔は木や草で作られた人形を流しびなとして海や川に流していたの
ですが次第に人形に装飾が加えられて現代のようなひな人形となったのが
江戸時代の頃とされています。

和歌山、加太の淡島神社では毎年全国より送られてきたひな人形を
船に乗せて海へと流す流しびなが行われます。
多くのひな人形を乗せた船が連なって海を旅立って行く姿を見ると
何とも寂しいような、それでいて神聖な印象をいつも感じさせられま
す。
我々の日々の汚れをどこかへと持って行ってくれる流しびなの姿に日頃
不信心の私でも思わず手を合わせて見送ってしまうのであります。









旧暦を知ると季節が分かる。

現在、私達が使ってる暦は太陽暦(新暦)。つまり日頃よく見るカレンダーが太陽暦そのものです。
太陽暦はその名の通り太陽を親分(変な言い方?)にした暦です。
つまり、地球が太陽の周りを一周したら一年(1太陽年)、と決めたものです。
御存知のように一年は正確には365日ではなく、365.2422日となります。
そこでこれを放っておくと4年後には一日分狂ってくるので閏年(オリンピックのある年)に
2/29という一日を余計に作ります。

さて、以上の太陽暦が太陽を親分にしたように、暦には月を親分にしたものもあります。
これが太陰暦。月が地球の周りを一周したら一月(1朔望月(さくぼうげつ))と
決めたものです。
昔の人は月が大体30日で満ちては無くなるサイクルを知っていました。
365日という一年のサイクルでは生活する上であまりにも長過ぎるので、この
30日というサイクルを日常生活に取り入れていきました。
この月が地球の周りを一周するのは正確には、29.530589日となります

ここで、ややこしい事態がでてきます。
一朔望月が29.53089日でこれを一年12月で計算すると12x29.53089で約354日となり
一太陽年(365日)とは11日のずれが生じる事になります。これを放っておくと
17年で夏と冬がころっと入れ代わってしまいます。季節の変化の無い地域にはこれでも
良いのですが四季の変化の激しい日本には、とてもこれでは使い物になりません。

そこで、この二つの暦を組み合わせた太陰太陽暦(旧暦)というものが生まれました。
どのように組み合わせるのかというと、太陰暦で生じた11日のずれを3年に一度、
閏月というものを置いてエイヤっと修正してやれ、というものでした。
つまり一年11日のずれが3年たつと約一月となるからです。
だから3年に一度、一年に13ヶ月あることになります。

昔の人は月の満ち欠けを生活のサイクルに取り入れ、また季節の変化をこの旧暦を
目安にして農漁業、商業に用いてきました。この旧暦の面白いところは閏月の置き方に
より、例えば7月に閏月でもう一度7月が入るとその後の冬の入りが遅れてくる事が分かったり
季節の大まかな傾向が予想出来るところにあります。科学的に証明されたものでは無いの
ですが大体かなりの確率で一年の季節変化が分かるらしいです。
冷夏や暖冬が異常気象と騒がれていても実は旧暦の運行上の決まり通り経過していた、という
ケースも珍しくはありません。
季節と生活していく上で旧暦を気にかけておくと面白い事が多いかもしれません。






[さわら]

春の魚(鰆)と書いてさわらと読みます。
その名の通り瀬戸内海では春が旬となります。
ただ相模湾では「寒ざわら」と言って1〜2月のものが身がしまって脂ものっておいしいです。
1kgに満たないものはさごしとも呼ばれ水揚げ量も多いことから手ごろな価格で購入出来ます。

食べ方例

身が柔らかくて崩れやすいのでたっぷり荒塩をふって身をしめてから調理して下さい。
一般に魚は頭に近いところがおいしいと言われますがさわらはしっぽに近いところがおいしいです。さごしは蒸し物なんかが美味。

どこで食べよう?

この時期、相模湾の寒ざわらが最高です。
春近い相模湾沿岸に行ってみましょう。

鎌倉も久し振りに行ってみようかと思います。
昔、吉川英治の平家物語で、ちょうど
源義経の腰越状のあたりを読んでいて、ちょっと
この腰越に行ってみたくなってふらりと旅行に出かけた事があります。その時の相模湾のきれいだった事を思い出します。