前回(いつの話だ?)と同じく「化学の常識おもしろ知識」からの受け売りです。

カルシウムは、私たちの体にとって非常に大切なものです。
魚のような水中生活者は、カルシウムが豊富な海水中で暮らしているので、いつでも必要なだけ体に取り込むことができ、むしろ過剰な摂取のほうが問題になるとか。

カルシウムを含まない空気を呼吸する陸上生活者は、食物以外に摂取することが出来ないわけで、不足しがちなカルシウムを骨という形で蓄えておくわけです。
いわば、骨が体内でカルシウムの豊富な海の役割を果たしていると考えてもいいそうです。

海を骨と血液という形で体の中に取り込むことができたからこそ、動物は海から陸上へ進化を遂げることが出来たのではないかと、筆者の大宮信光氏は書いておられます。

また、骨は重力の刺激を絶えず受けないと、カルシウムを蓄え続けることが出来ないという事実があります。宇宙空間など無重力環境では、骨から急速にカルシウムが放出され始めることから、もしかしたら重力を感じないと、動物は海にいた頃を思い出すのかもしれないとか。

大切なカルシウムなわけですが、年齢を重ねると自然と骨からカルシウムが抜けていきますし、無理なダイエットでもカルシウム不足になり、『骨粗鬆症(こつそしょうしょう)』になりやすくなります。
しっかりカルシウムを取るとともに、日光を浴びてビタミンDを活性化させ、カルシウムの吸収を良くしなければなりません。

パソコンの前に座ることの多いσ(^_^)などは、もっと外へ出なければなりませんね。
でも、外へ出るのはの夜の街へ飲みに出掛ける時のほうが多いんですよね〜。(笑)

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