和歌山県立海南高等学校 スーパーサイエンスハイスクール事業
「臨海実習」および「海岸クリーン作戦」について
今年度より、本校がスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けた。本校の研究開発
課題の1つとして、地域を取りまく豊かな自然について学習するとともに、環境教育につい
ても積極的に取り組む地域の「エコステーション」として活動することを目標にしている。
本校では、入学直後の第1学年生徒全員を対象に、加太海岸における「臨海実習」を30
年以上継続して実施している。その中で、恵まれた豊かな自然環境についての学習を続け
てきた。今回スーパーサイエンスハイスクールの指定を受けるにあたり、環境教育について
も積極的に取り組む内容を組み入れた。具体的には、私たちの住んでいる地域の豊かな自
然についての学習や、環境問題を研究し科学的な環境観を養っていくことを目標としている。
今回の臨海実習においては、和歌山県立自然博物館 学芸員の方の協力を得ながら臨海
実習を行ない、生徒1人ひとりが豊かな自然を体感しそれを学ぶだけでなく、環境を守る意識
を高め、自ら行動する自己啓発の場として位置づけたいと考えている。
海岸におけるゴミは生態系を変える大きな要因の一つである。今回「海岸クリーン作戦」を行
い、ゴミを拾いそれを処理することにより、環境問題を意識させる機会を作るとともに、今後もこ
の場でこの伝統のある「臨海実習」を続けることができる環境を後輩達に残したいという意識を
高め、環境教育につなげていきたい。
臨海実習実施要項
1実習場所 和歌山市加太海岸 田倉崎周辺(元 加太淡島花菖蒲園駐車場下の海岸)
2日時 2004(平成16)年5月6日(木) 小雨決行
荒天の場合は 翌日5月7日(金)に順延
7:00 荒天時中止決定 11:30−13:30 臨海実習
8:50−9:15 学校教室でLHR 13:30−14:30 海岸クリーン作戦
9:30 学校出発 10:30海岸到着 15:00 海岸出発 16:00 学校到着
