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子どもの死に関わる体験談、評論、エッセイなどのご紹介
★これまでに私が読んだものの中から心に残った本をご紹介します。
★体験記を読みたいと思われたとき、できれば定価で、出版を取り扱ったところから購入してくださるとうれしいな、と思います。
本が売れることは、きっと書いた人にとって大きな励ましになると思いますので。(^^)
そして読みたい本が手に入らないとなったら、あきらめずに、パラメディカのようなインターネットの古書店も利用してみてください。
また図書館に問い合わせれば、遠方の図書館から借りてもらえることもあります。
さまざまな体験記を読み、おひとりおひとりの悲しみに心を添わせ、ご自分のことに照らしながら、たくさんの涙を流すことは、つらいけれど、もう一度自分自身をみつけるための大切な時間のように思います。
佐藤律子
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★春菜のおくりもの・・・・わが子を亡くした人たちへ
高松真理子・波多江伸子 梓書院 2000年5月15日 1500円(税込)
Tel 092(271)5288 fax 092(271)5526
体験談集はそれぞれに切なく、こころのこもったものが多いけれど、
この『春菜のおくりもの』はその中でも特に私の心に響く一冊。
愛娘春菜ちゃんの死をいのちをかけて怒り、悲しむ真理子さん。
帝王切開を2度経験しているにもかかわらず、3人目を命がけで出産。
生まれてきた子を抱いて、春菜ちゃんとは違う感触に、
「あんたを春菜ちゃんの代わりにしようとしてごめんね・・・」と泣きながらわびる。
彼女を支える夫・徹也さんとの会話もしみじみといい。
波多江伸子さんの温かく、客観的な文章。
双方の魅力かもしれない。
重いけれど、幾度となく読み返した一冊。
「メイク・ア・ウィッシュ」や子どもを亡くした親の会の情報が掲載されて
いるのも、嬉しい。
高松真理子さんは16年間、中学校の美術教師を勤める。
長女・春菜ちゃんを1989年に3歳8ヶ月で喪う。
1997年に脳梗塞で倒れ、リハビリの日々を過ごす。
現在は復帰とのこと。
波多江伸子さんは作家。倫理学研究者。
九州大学大学院博士課程修了。
「死と死ぬこと」をライフテーマに執筆や講演、ボランティア活動などを
続ける。著書に「モルヒネはシャーベットで」
「カーテンコールが終わるまで」
★誕生死 STILLBORN
流産・死産・新生児死で子をなくした親の会・著 三省堂 2002年4月15日 1300円(税別)
11家族、(母親11人、父親2人)の体験は、それぞれにわが子への
深い愛情とかなしみが胸に痛い。この世はお互い様だから、
友人として支えてくれる方や、医療機関の方、家族、いろんな方に
読んでほしいなぁと感じる一冊。
アメリカの方が、「さぁ、あなたのお子さんの話を聞かせて」と言って、
ティッシュの箱を差し出す話や、おなかのなかで死んでしまったわが子を、
それでも出産しなければならないことを受けいれられないでいる妻に、
「赤ちゃんも外の世界を見たかったはずでしょう?」とやさしく諭す夫の言葉。
死んでしまったわが子を「辛いだろうから」と勝手に判断するのではなく、
もちろん、お母さんである当人の意志を尊重してのことだけれど、当人が望む
なら、顔を見せ、抱っこさせてやることで、こころが悲しみのなかにも深くやすらぐ
ものだということを知ってほしい。
医療機関の方にぜひ読んでほしい一冊。
★流れ星に祈りを込めてーーー7ヶ月で天使となったダウン症児の軌跡ーー
おかもとめぐみ かもがわ出版 2001年11月15日 1400円(税別)
Tel 075(432)2868 fax 075(432)2869
めぐみ母さんが、生まれたばかりのりゅうせいくんに障害があると
知ったときの驚き。かなしみ。
けれど、めぐみ母さんはりゅうせいくんを「かわいい!!」と思い、
「よ〜し、守ってやるぞ!!」と決意し、どんどんすてきに、強く変身してゆく。
りゅうせいくんが大きくなったら、私はいつも変なかっこうをするんだ、とめぐみ
母さんは決心する。なぜって、りゅうせい君といっしょに電車に乗っていて、
「ねぇ、お母さん、どうしてあの人はぼくを変な目で見るの?」と聞いたら
「あのね、あの人はりゅうせいくんを見てるんじゃないの。変なかっこうをしている
母さんを見てるのよ」と言ってやるために・・・。
おかしくて、せつなくて、すてきな感性だと思う。
医療現場のみなさんに感謝しながらも、あれ?と思うことについても書いている。
「付」として、障害児を抱えたお母さんたち7人の手記も併載。
★デス・スタディーー死別の悲しみとともに生きるとき
若林一美 日本看護協会出版会 1989年4月10日 1748円(税別)
tel 03−3407−7969
本を読むとき、私はいつもその本がいつ書かれたかを確認する。
死生学の先駆者で、「小さな風の会」の世話人としても知られる若林さんの
デス・スタディに、13年前に出版されたとは思えないみずみずしさと新しさ、
そしやわらかさを感じた。
旅だっていく子どもや配偶者との別れを、ひとつひとつ丹念に描いてゆく
筆者のまなざしが温かい。お子さんを亡くした方には、読んでほしいな、と
思うやさしい一冊。
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その他にも・・・
「がんの子供を守る会」東京支部 宝田さんのHP内にある
本のコーナーです。こちらもどうぞ・・
★娘・祐子が天国に行ってしまった後、私は罪悪感、挫折感を味わいました。
心を再生することはなかなか難しいことですが、その時期、ひたすら何かを
みつけたくて、
また死について、生命について、愛する人を失うことについて考えたくて本を
読みました。
その中で特に印象に残っているものを紹介します。
http://www3.famille.ne.jp/~hoshi/book.htm
★インターネットの医療古書店は、奥様を乳ガンで亡くされた
星野史雄さんが店主です。
http://member.nifty.ne.jp/PARAMEDICA/
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