寄せられたお便りから

お父さんは肺がんです ・・・by青森・中2さん・・・

私は青森県に住んでいる中2の女子です。
この本は私にいろいろな大切なことを教えてくれました。ありがとうございました。
 私の父は肺ガンです。
 去年の9月ごろから3ヶ月ほど入院して、正月前に退院しました。

 母からは、治る病気ではないことを聞かされました。
でもそのころの私は、治らないといっても、持病になるくらいで、そんなに
大きな病気だと思っていませんでした。

 そんな時、母から2度目の入院をしなければならないことを聞きました。
 1度目の入院からちょうど1年です。
私は少し前に読んだこの本を思い出しました。「まさかお父さんも・・・?」と
いう気持ちになりました。

 父はかなりのヘビースモーカーです。
入院して退院してからも量は減りましたが、今でも吸っています。
 タバコはやっぱり肺ガンには悪いと思います。
 だから父にはタバコをやめてもらいたいんだけどやめようとしません。
 私にタバコのおつかいを頼むこともあります。
 そんな時、私はどうしたらいいのか分からなくなります。

 タバコを買えば父は確実に病状を悪化させると思います。
 でも父にはできることをしてあげたいのです。
 私はその時、どうしたらいいのでしょうか。
アドバイスがあったら、教えていただけると嬉しいです。
 お手紙をどこに送ればいいのか迷ったのですが、ポプラ社さんに送らせて
いただきました。届くことを祈っています。
 ここまで読んでくれてありがとうございました。

PS。お返事がもらえると嬉しいです。(スミマセン・・・)


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 可愛い漫画のついた便箋を眺めながら、私はいろんなことを考えました。
 彼女のお父さん、お母さんはどんな方なのだろうとか。
 きっと暖かなご家庭なのだろうなとか。
 彼女はご両親を大切に思っているけれど、
お父さんの人生はお父さんのものだということを、彼女は中学二年生ですが、ちゃんと了解しているのだな。すごいなと。

 そして「私が可愛くないの?私のために長生きしてよ。タバコをやめてよ!」
と懇願するのでも、「父は意思が弱いのです」と責める事もせず、お父さんのために、自分にできることをしたいと考える彼女を本当にいとおしいなと思いました。

 さりながら。私は何とアドバイスをしたものかと3日ほど悩みました。
 大人相手でも難しいアドバイスです。
 その上、私はきちんと勉強したカウンセラーでもありませんし、相手はまだ中学二年生です。
 もし私の言葉で傷つけてしまったらどうしよう。読まなかった事にしようか?
 悩んだ挙句、ヘビースモーカーの夫の顔を思い浮かべながら、返事を書きました。

「同志ですね!」と。

 そしてこの問題には正解はないのだということ。
 百人いれば百通りの答えがあり、その答えを出すことも、あなたが生きてゆく大切な作業の一部だと思うこと。

 そうして、あくまで私の場合ですがと断ってから、
「私だったら・・・こうする」ということを率直に書いて送りました。
 彼女ならきちんと受け止めてくれる気がしたからです。
 ほどなく彼女から返事がきました。

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 お返事ありがとうございました。お手紙を読んで、私もいろいろと考えて自分なりの答えを出しました。
 父は9月20日から入院になりました。これからは、たくさんお見舞に行って、お父さんのことを大切にしていきたいです。

 「種まく子供たち」は私にいろんなことを考えさせてくれて、いろんなことを気づかせてくれました。

 自分にとって、とてもプラスになったように思います。
 あとHPに私の手紙をのせることですが、私の書いたことを読んで、だれかが何か考えてくれるのはとてもうれしいのですが、やっぱり名前が出るのは少し抵抗があるので名前を変えてくれるのなら、HPにのること、とてもうれしく思います。

 また自分でも読んでみたいです。

 お手紙、本当に、ありがとうございました。それでは・・・。2002年

 



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