佐藤律子の出前講座

2004年10月 和歌山県立橋本高校のみなさんからいただいた感想

●今日の講演を聞いて、命の尊さを改めて実感しました。そして親の子に対する深 い愛情を感じました。
自分は何気なく毎日をすごしているけれど、病気になった子に とっては1日がとても大事なんだと思いました。自分がもしガンになってしまった ら、と考えたら治そうっていう気持ちになれなかっただろうと思います。
でも今日の 講演を聞いて、もし自分がなったとしても絶対にあきらめてはいけないし、あきらめ させてはいけないと思いました。
律子さんはとても優しい人だと思いました。自分の親 しい人が亡くなってしまったら、きっとつらくてその事を人のためにとか考えられな いだろうと思います。
でもガンになった子の役にたとうと考えられることがとてもす ばらしいと思いました。拓也くんが「生まれてきてよかった」と言った時はとても嬉 しかったと思います。それは律子さんが愛情を持って拓也君と接しつづけたから拓也 君からあんな言葉が出たのだと思いました。

ボクも今生きていることに感謝して、周りの人々に支えられていることに感謝して、これから先日々楽しく、大事に生きていきたいと思います。
● 私は金八先生でこの「種まく子どもたち」が紹介されているのを見た事がありま した。その後、親がこの本を買ってきて私にすすめてきたけど、その時は小児ガンが どんなものなのかもよく知らなかったし、何の根拠もなく「私はならない」と思って いたので読もうとは思いませんでした。
でも今日の講演を聞いて「種まく子どもたち」をきちんと読みたいと思いました。拓也君は私たちと変わらず、元気な子だったのに、突然小児ガンという重い病気になってとてもかわいそうだと思いました。もし 私が拓也君の立場だったらすぐにあきらめて「もういいや」って思うような気がします。
元気な今、私は親を目の前にして、「生んでくれてありがとう」なんてはずかし くて言えないと思います。親もそんなことを今言われても、佐藤先生みたいに「私の ところに生まれてきてくれてありがとう」なんて言ってくれないと思います。でも親 は生きていてくれたら親孝行だと思っていてくれているなら、すごくうれしいです。
私が今日の講演の中で一番印象に残ったのは、拓也君がお母さんに「人は何のために 生きてるの?」と質問して、答えられなかったお母さんの代わりに「人は果たすべき 仕事を持って生まれてきて、ボクの場合は病気を治すことだ」という答えを導いてきたということでした。
今日の講演は私の人生にとって必要だと思います。ありがとう ございました。
● 自分の命はもちろんだけど一つ一つの命って大切だなぁと思った。自分が死ぬこ となんて今まで考えた事なかったけど、生きてるってすごいことだなぁって改めて実感した。もし自分が重い病気になったら病気と戦えるかって考えてみたけど、たぶん 戦えないだろうと思った。けど、この話を聞いて、死ぬことよりも生きていることを 考えることを教わったような気がする。
今日話していたとおり私も健康な体で当たり 前だと思っている自分が分かった。私は勉強するのが嫌いだからだ学校へ行くのも毎 日めんどくさいと思っているけど、そういうことじゃなくて、こうやって学校に元気な体でいけることだけで幸せなんだと思った。これから生きていく中で苦労すること やつらいことがたくさんあると思うけど、死ぬこと以上につらいことはないんだと、 そう思って生きていけたらいいなぁと思う。
● 命の大切さについて深く考えさせられた。私が今生きている事は本当にすごいこ とだと思った。今、私たちがふつうに生きてふつうに友達と遊んだりしている時に死んでいっている子供たちもいるという現実を知った。この現実は当たり前のことなの に、言われて気づいた私は何も考えずに毎日を生きているんだと気づいて、情けない気持ちに成った。
私がすごく印象的に思ったのは、人々の温かさだ。律子先生が今の だんなさんと結婚してよかったと思った、と言ったとき本当によかったなぁと思った。東京の病院をがんばって探した律子先生。そして、そこに行かせてあげれるようにがんばってお金を出してくれだんなさん、両方の子どもを思う気持ちをすごく感じ た。その二人を私は自分の親と重なって思えた。私の親も、改めて今までのことを思い出すと、私のために一生懸命になってくれたことがあった。私はその期待に応えら れているか分からないけど、今まで以上にもっと感謝の気持ちでいっぱいになって、ちゃんとして生きようと思った。そして東京のホテルで出会った男の人の言葉にもすごく感動した。こんなにすごい人、優しい人がこの世の中にいるのか、とまで思った。東京の病院の先生も、拓也君のことを思ってくれていた。「親にたよるな」みたいなことは、この先生の立場だからこそ言えることであって、家族たちには言えなかったと思う。だから、この言葉にはすごく意味があると思った。私は今回この講演 を聞いて、いろんな意味で衝撃をもらった。何も考えずに生きている自分を改めるきっかけをくれたと思う。いろんな事に一生懸命になって生きたい。
今回、つらかっ たろうに、話をしてくれた律子先生に感謝です。
● 私は「拓也」くんの根性やあいきょうにとても感動しました。あんな若いときに ガンにかかり、苦しいにもかかわらず、「負けない!!」という気持ちで堂々と立ち 向かっていったことがすごいと思います。この「拓也」くんがこうやっていられたの は、家族や友達の大きな支えがあったからだと思います。みんな「拓也」くんの気持 ちになって応援してくれて、「拓也」くんはそのみんなの気持ちにこたえようと頑 張っていたのだと思います。「拓也」くんのように、今も病気で苦しんでいる人たち が大勢いるということを、しっかりと頭に入れて、今の自分を大切にしていきたいと 思います。家族や友達が困っている時は助け合い、はげまし合っていけたらいいなと 思います。拓也君はまさか自分がこんな重い病気にかかるとは思っていなかったと思 います。私も、まさか自分がそんな病気にかかるとは思っていないし、ほかの人たち もみんな思っていないと思います。しかし、「拓也」君はかかってしまいました。 「拓也」君だけでなく、多くの人たちもそうなのです。だから私は、もしかかってし まった時に後悔しないように、今を大切に生きていきたいと思います。そして周りの 人たちに、命の大切さをつたえていけたらいいなと思います。
● 実はこの本を持っており、中2の時にこの本を読みました。僕の周りにはガンに なっている人はいないです。だから僕はこの本を初めて読んだ時は、こんなに世の中 には生きたいと願っている人がいると知って、胸がいっぱいになりました。その本を 読んだ時には病気の人の助けになりたいと思ったけど、時間がたつにつれその気持ち は消えてしまいました。そして今日の講演を聴いてまた胸がいっぱいになりました。 病気の人を助けたいという気持ちがまた出てきました。この気持ちを消えないように 暮らしていきたいと思います。
講演で行っていた「親より先に死なないことが親孝行だ」という言葉に感動しました。僕もそれだけはちゃんと守って親孝行していきたい と思いました。
● 今日の講演は本当に本当に感動しました。聞けることができて、これからの私の 人生はなんて恵まれているんだろうと思いました。佐藤律子さんは私たちに分かりや すく、そして途中から鼻をすすりながら話をしてくださいました。その話の中には闘 病生活を送っていた頃のたくやさんの話の上で私たちに「生きていること」や「子を 想う親の気持ち」を伝え、そして自ら考えてほしかったのかなと想います。たくやさ んが最期に自分の「人生」「仕事」を考えたように、私も今の私自身を見つめてみた いと想います。「子を想う親の気持ち」佐藤さんはたくやさんのために、東京の病院 を探したり、精神を支えたりなさったと聞きました。それを聞きながら、私の両親 も、もし私がたくやさんのように重い病気にかかっても、きっと同じようにしてくれ るだろうと思いました。いつもいつもうるさくて、「ああしろ、こうしろ」という母 でも、夜遅くに帰ってきてほとんどしゃべらない父でも、私たち姉妹のために働いて は、養ってくれています。反抗する私にも優しい言葉をかけてくれたり……。幼い頃 から今までずっと見守ってくれていた、そしてこれからも。だからこの講演を聴いた ことをきっかけに自分自身を見つめ直し母や父に感謝しながら精一杯生きていきたい です。私が何気なく生活しているどこかで死を迎えている子たちがいます。その子た ちの分まで一日を大切に生きてゆきます。
● 私は高校へ入った頃にこの本を読みました。知ったのは中2の頃で興味があったので図書館で見つけて借りました。泣きつつ読み終えたとき、佐藤律子さんがこの近 くにお住まいだと知り、すごく身近に感じていました。まさか、本人からお話が聞け るとは想っていなかったので、今回のLHRはとてもラッキーだったと思います。講演 はとても聞いていて胸が痛い話でした。亡くなったたくやさんも生きていれば紀北工 業を卒業して、元気に働いていたんだなぁ、と思ったら寂しくなりました。全然知ら ない私がそう思ったのだから、佐藤さんはどんなに話していてつらかったんだろうと 思います。講演で一番印象に残ったのは闘病宣言の話です。まず、闘病宣言をすると 決めたたくやさんはすごく勇気があるなぁと思いました。つらい治療で気力も体力も たくさんつかったのに、まだそんな勇気があるんだと思ったとき、人間って強いなぁ と思いました。それに、まず最初に少数の友達にうちあけた時、すごく怖かっただろ うと思います。きっと今まで、一緒にいて失いがたい人たちだったんだろうと思うか ら、病気のことで離れられたらって思ったらすごい怖かったと思います。それに、高 校入学の時だって、何もなくたって新しい環境は怖いのに、よく闘病宣言なんてでき たなぁって思いました。最期に死んでしまう時だって最後まで家族を気遣っていたこ とにすごく感動しました。きっとお兄さんは今も卵焼きの味は忘れてないだろうと思 います。最後に、私は同じ16歳でこの話を聞けてよかったなぁと思いました。
● 本当は息子の死を振り返りたくないと思うけど、泣きながら講演してくれるなん て本当に僕らに言いたいことがあるんだなあと思いました。金八先生であんな風に使 われている本だからほんとうにすごい本だと思うので、また読んでみたいと思う。病 気になったら、まわりの人たちの助けも必要だけども、自分で自分の病気を治すとい う気持ちがあるかが問題ということがわかりました。
● 「種まく子どもたち」という本については中学三年生の時、担任の先生から話を 聞いたことがありましたが、そのときはあまり興味のないことだ、と思って深く考え ませんでした。しかし、講演を聴いてこんなに近くに住んでいた人だと知り、驚きま した。佐藤先生は話し方がとても上手で元気な息子を見たときに感じたことや息子が 小児ガンだと知った時の気持ちなどが、心に伝わってくるようでした。私は重い病気 にかかったりしたことはありません。身近な人の死を体験したこともありません。だ からそういった病気と関わった人たちの気持ちをはっきりと感じることはできませ ん。しかし、そういう人たちの体験したこと、感じたことを知る事で、「死」という ものについて考え直すことができると思います。私は今まで、何か辛いことや悲しい ことがあると、「死んでしまいたい」などと、簡単に口にしたりしていました。でも あと少しで死んでしまうかもしれないと言われたときに、本人やその家族が感じる恐 怖や悲しみは、私には想像もつきませんが、とても辛いことだと思います。大切な人 が死んでしまう、という辛い出来事を乗り越えて、他の誰かのためを思って本を書い た佐藤先生はすばらしいと思いました。
● 今日、「種まく子どもたち」を聞いて、今自分が生きているのって幸せなことやなって思った。
世界中には私たちが遊んでいる間にも、笑っている間にも病気で苦し んでいる子や死んでいく子とかがいてることを話を聞くまでそんなに考えることはな かったと思う。自分が元気なうちはそんな親に生んでくれてありがとうとか思うこと とかないし、生きてても良いことらないやんって思ったりもするし、全然生きたくて も生きれない人がいるのに、そういうこと思ってる自分がイヤやなって思った。やっ ぱり自分の大切なことって失ったり経験しやんと気づかないことが多いから、これか らは後悔しやんように生きたいと思った。
佐藤さんは私たちと同じ年の息子さんがい て、その子をガンで亡くしたってゆってて、もしも自分がガンになったらとか、自分 の子がとかいろいろ考えた。自分がガンってゆわれたら私は頑張るってゆえるかなぁ とか、素直になれんのかなぁとかいっぱい思うことがあった。やっぱり病気になって みやんとわからんけど、生きたいって思えんやろうって思った。普段は「あ〜もうい いや」とか「もういいし」とか適当なことゆって逃げてるけど、嫌や思っても結局や らなあかんことやし、もういいしってゆってもイイコトナイから悩んでるんやし、逃 げようと思えば何とでも逃げられる。それに立ち向かっていける人になれたらと思っ た。だからたくや君とかすごいと思う。生きたいから一生懸命治療する。それがどんだけすごいか改めてわかった。頑張らんとあかん自分は何よりつらかったと思うし、 それよりも周りで支えてる親や兄弟はもっともっとつらく悲しかったと思う。たくや 君は死んじゃったけど、できる限りやってやからそれは尊敬することやと思えた。た くさんいてるガンの人とか、これからもっといっぱい助かるようになればいいのにっ てホンマに思った。話聞いてたら自然と涙でそうなったし。でも今日はそういう人の 体験とかの話を聞けて良かったなぁと真剣思った。



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